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初場所千秋楽感涙

令和6年初場所は横綱照ノ富士の優勝で幕を閉じた。

横綱の膝や腰の不調ばかりが取り上げられた場所前であったが、始まってみたら横綱は神だった。
終盤に向かうにつれ、どんどん安定した強さを見せた。
千秋楽の二番は感動した。
霧島をぶん投げた。
どれほどの強さ。どれほどの技。

そして優勝決定戦。

気合いの乗った琴ノ若の表情がいい。

照ノ富士は変化したり強引な一発をくらわせたりしない。
受けて立つのが横綱。

相撲ファンはこの横綱がいる安心感の中で復活優勝、初優勝と大関昇進、いろんな思いを握りしめ、固唾を飲んでこの一番に集中したと思う。

不屈の横綱照ノ富士と
角界のプリンス関脇琴ノ若の優勝決定戦は、横綱に軍配が上がった。
感動した。
花道で待つ伊勢ヶ濱部屋の面々の笑顔がいい。
横綱のホウッという発声にテレビの前でレスポンス。

優勝インタビューでは怪我は痛いだけと話し、怪我だけではなく病気も克服してきたその道のりを思わずにはいられない。
さらに若手へのリスペクトを忘れない。
横綱の中の横綱。
最初のイケイケ大関時代も別の魅力があったけど、今の照ノ富士が好きだ。

できれば再びかわいいお子さまの姿も見たいぞ。(かわいいテムジンくん、元気な声で泣いていた。)

ところで、関脇琴ノ若の父、
先代琴ノ若(琴の若、琴乃若のイメージ大)は恵まれた体格で強かったけど、勝てそうで勝てない一番も多く、

「んん〜、どんくさいなぁ」

なんてヤキモキして、当時、父と私は今の佐渡ヶ嶽親方のことを言ってはいけないニックネームで全力応援していた。
「〇〇ちゃん」(↑参照)
優しいお顔立ちも大好きだ。
もちろんあまりある愛ゆえだったことでお許しください。

〇〇ちゃん(もう言ってない)のご子息、角界のプリンス琴ノ若。
応援している埼玉栄高校出身力士でもある。
相撲の思い出数あれど、ずっと相撲ファンでいてよかったと思えるこの数年。
さらに相撲が遠方に住む父とのコミュニケーションツールになるとは想像していなかった。
ありがたいことだ。

琴ノ若関のインタビューは悔しさが滲み出ていたけれど、
「今は未来」を感じさせてくれてこれからがますます楽しみだ。
大関昇進は間違いない。
父を越え、祖父を目指す琴ノ若。
琴櫻への改名も期待させるが、
もうひとつ上がある。
佐渡ヶ嶽親方は四股名については、本人の意志も尊重したいとおっしゃったようだ。
水曜日が楽しみだ。

しばらく相撲ロスの日々、
夕食にちゃんこ鍋風の鍋物をつい作ってしまう。
国技館ちゃんこ、ちゃんこ霧島を思い出しながら作る。

次は霧島の綱取りもある。
今日から三月場所を待ち望む。
春はもうすぐ。

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