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手の届く世界を、やさしい世界に(いのちのおはなし in大阪)

凍える寒さから一変
この日はやさしい空気を纏っていた。
やわらかい色のワンピースが似合う。
そんな春の訪れを感じる陽気でした。

そんな穏やかな日。
県外からお話を聞きに来てくれた二組のご家族に
わたしの言葉でわたしの思う命のお話を一生懸命に伝えました。

お話を終えたとき、
一人のママが以前にあった
心も体もすり減らされるような
苦しく辛いお話をひとつひとつ話してくれました。

その最中は本当にどうしていいのかパニックになり
沢山もがいたと思う。
生きることが怖かったとおもう。

でもそのママは不幸を不幸で終わらせず、
自分のために。こどもたちのために。
一歩踏み出す勇気を出し、
明日を変える決心をした。
その努力は並大抵ではなかったと想像する。

数年経った今、このママ、この家族の生きる世界は
微笑みと優しい言葉で溢れている。
そして、苦しんだ過去の出来事には
感謝をしていて、
何の恨みも怒りもないと言っていた。

それはきっと、
ママの勇気と努力によって
大きく変わった今の世界が。
過去の辛さや苦しさを
包み込んでしまうほどの
大きくて尊い存在に気づかせてくれたからだと思う。
そしてその存在にママ自身が
しっかり気付いていて
感謝の想いや優しい気持ちを
たくさん返しているのです。

じぶんの手の届く大切な人たち。
自分の手の届く小さな世界を
やさしい世界に。

みんなで話していたらこんな言葉がでてきました。

不幸な出来事も一つの面だけでなく、
いろいろな見方をする。
不幸を嘆くだけで終わらず、
別の側面をみる努力をしたり、
いろんな気持ちを感じると
幸せに気づくことができるのかも。

起こってしまった事は変えられないけれど
考え方は変えることができるんだ。

何事もいろんな側面を見つけて
多くのとらえ方、感じ方ができるようになれば、
心は豊かになっていくのだろう。
そしてこの気持ちをまた、
手の届く人たちに届けていきたい
やさしさと感謝を巡らせていきたい


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