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ぼくがうまれた日。父ちゃんと母ちゃんわらってたでしょ?(いのちのきょうしつ in 北海道)

北海道でもいのちのおはなしをさせていただく
機会をいただきました。

雪道をママと手を繋いで
歩いてきてくれて、ありがとう。

この日は全員男の子。
お名前が、同じの子がいたり、
他の子も一文字違い。
ママのお名前も一文字違いで。
これも何かのご縁だなあと
あたたかい気持ちになりました。

参加してくれた4歳の男の子は、
妹が産まれてお兄ちゃんになったとき、
妹がどうやってやってきたのか、
ママに聞いたことがあったそう。
でも、うまく答えられなかったんです。
とママが教えてくれていました。

この日、その不思議をみんなで
考えてみました。

まずはふかふかのお布団を
赤ちゃんのお部屋(子宮)の中にみんなでつくりました。
そして、お腹から出ていくことができない
たまごさん(卵子)と、どうしたら
おたまじゃくしさん(精子)は
出会えるのか、考えました。
う〜ん。。わかんない〜。
ハグしたら?
もう少し近くによってみたら?

色々なアイディアが出ました。
どれも、とっても愛おしい。

そして、ついに
たまごとおたまじゃくしが出会う方法を
みんなでみつけることができました。
そのとき、
『〇〇ちゃんもこうやってきたの〜☺️』
とやさしく微笑んだお兄ちゃん。
不思議だったことが結びついた
スッキリした気持ちと
妹への愛が溢れてた。
あのやわらかいお顔が忘れられません。

その日、その子のママが、
こんなメッセージをくれました。


いのちのお話の帰りに、
今日のお話どうだった?って聞くと、
いやぁ〜お勉強初めてだったから疲れちゃったよ〜!
なんて言ってたのですが、

その日の夜、
『ぼくが生まれた時、母ちゃんと父ちゃん笑ってたでしょ?おばあちゃんも笑ってたでしょ?』
と、いきなり言ってきて。
初めはなんのことかわからなかったのですが、
産まれてみんなに初めて分娩室で抱っこされた時のことを話してくれたんだと分かりました。
『みーんなぼく生まれた時笑ってたよね!それでぼくも笑ったんだよねぇ〜!』
『車椅子のお友達もいるもんね。』
『◯◯(妹)ちゃん、がんばって生まれてきたよね。』
『お母ちゃん死んだらぼく悲しいなぁ。』
と、自然といのちのお話がぽろぽろと出てくる出てくる。

ワークショップでもらった体の図を出してきて、
赤い粘土貼って
『お父ちゃん見て、お母ちゃんこーんなに血出るんだよ。お母ちゃん痛いよねぇ〜!すごいよねぇ〜』
と話してくれて、、びっくりしました。
胎内記憶とかはあまりないみたいだし、赤ちゃんの時のこととかも、今まであまり覚えてないと思ってたのですが、いきなりこの話をしてくれて、、
本当にびっくりでした。
4歳でも、自分のカタチでしっかり理解して考えて、自分の身にしてくれるんですね。
本当にすごいです!  
このエピソードは私たちの宝物です。
いのちのお話聞いたからこそ、息子から出てきた記憶だと思います。忘れてしまう前に息子の口から聞くことができて本当によかった。
ありがとうございました。



『僕が生まれた時みんな笑ってた。
生まれてきたことをみんな喜んでくれてた。』

この男の子に、この時期に、
いのちのおはなしを伝えられて本当に良かったなあと思いました。
男の子の中に確かにあったひだまりのような記憶が
おはなしをきっかけに浮かび上がって
消えゆく前に
ママのもとへ届いた。

この記憶はこの男の子にとって、
辛くても生きるエネルギーとなり、
ママにとっても、かけがえのない宝物になると思う。

いのちのおはなしの最中や
帰った後に
こうして胎内の記憶や生まれた時の記憶を
お話ししてくれるお子さんが多いです。
お腹の中のお話しをすると
ふわ〜っと浮かんでくるのかなあ。
一生懸命にその記憶をお話ししてくれる姿は
なんとも愛おしいです。

いのちのお話の最後には、
帰ったらパパとママに、
わたしが ぼくが 生まれて来た時
どんな気持ちだった?
って聞いてみてね。
と、宿題を出します。


この場だけでなく
おうちでも体全体がほろほろするようなやさしさを感じてね。
生きるエネルギーがぽかぽか湧くような
親子の物語が続きますように。。
こどもたちの心が
ママとパパの愛の毛布で
ふんわり包まれますように。
明日からも力強く 地を踏めますように
そんな想いをこめて。

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