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初めてのルーブル展

初めてのルーブルは
なんてことはなかったわ
私だけのモナリザ
もうとっくに出会ってたから

One Last Kiss/宇多田ヒカル

すごい歌詞を書くなぁ。
天才なんだね、きっと。
知ってたけど。

ルーブル美術館に行ったことのない私。
年度初めをがんばって乗り切ったご褒美として、六本木にある国立新美術館にて、ルーブルをかじってきました。

芸術は大好きだけど、絵画について何も知らず。知らないなりに感じてきました。

まずね、
絵めっちゃうまい!!!(おいっ!)

とにかくどの絵も美しく存在感があってその世界に引き込まれ、
正直に表現すれば、会場が、そして有名な建築家がデザインしたあの建物ですら作品に負けていたような気がしました。

世界の名だたる美術館が立派なのは、作品を受け止め、支えるためだったのねと初めて感じました。

絵画も額縁もとにかく重厚感があって、迫りくるものがあった。
こんなにすごいものだったとは!
とてもとても感動しました。

そして、今回は愛がテーマの作品たち。
様々な愛の形や表現で、フランスの文化を垣間見た感じがしました。

善悪の境界線が曖昧というか、見る人によって解釈が変わり、その違いをよしとする文化。

よく日本とフランスは似てると聞きますが、私は真逆に感じました。
日本は結論が違うことに目をそらし、曖昧にしがち。
フランスは結論の違いは認めるけど、認めていることを曖昧にしている。
それって似ているようで、全然違う。

なんとなくそう感じました。

例えばこのような絵画。今にも動き出しそうです。

特に印象的だったのは、悔悛するマグダラのマリア、という作品。
イエスに仕えた罪深い女が悔悛し、神と繋がった様を描いています。
今どきで言うなら、ハイヤーセルフと繋がるってことかしら。

そういうの、好きです。

じっくりゆっくり見ていたら、思ったより時間が経っていて、体力も消耗してました。
だけど心は潤い満たされていて、芸術の力を肌で感じました。

いつかルーブル美術館に行きたい。
一週間くらいかけて、マイペースに作品を楽しみたい。
望めば叶いますね、きっと。

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