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【読書日記】 「ぼくは、図書館がすき」漆原宏写真集 を読む


表紙の写真とタイトルに惹かれて読みました。図書館の写真集なんて珍しい。

第一刷:2013年4月30日
発行元:社団法人 日本図書館協会
著者:漆原 宏
内容:この写真集に掲載した写真は、ここ10年の間に撮影して『図書館雑誌』口絵に掲載されたものから選びました。(あとがきより)

写真と文字のバランスが非常によい

図書館での写真を次の6つのテーマで掲載しています。
・ぼくは、図書館がすき
・“生命”を知る図書館
・図書館で働く人々
・地域に生きる図書館
・図書館は、暮らしの知恵袋
・出会いの場、つどいの場
テーマの下に書かれたそれぞれの文が非常に的を得ていて、「こういうことを言っているんだな」と自分の体験と結びつけて考えやすいものになっています。
そして、写真に添えられたキャプション。一言一言が、丁寧に選ばれています。

図書館愛を感じる写真ばかり

この写真と文字の質・量のバランスが非常によいのです。写真集だけど、ちょうどよい活字。さすが、図書館を扱った写真集です。


図書館いろいろ、本当にいろいろ

この写真集には、全国の図書館が登場します
そして、いろいろな人が、図書館のいろいろな場所で、いろいろなことをしている写真がたくさん掲載されています。

いろいろな人・・・赤ちゃん、高齢者、小学生、若者、障害のある人、会社員、図書館スタッフなど。
いろいろな場所・・・開架コーナー、学習コーナー、テラス、イベントコーナー、中庭、読み聞かせコーナー、新聞紙コーナー、オーディオコーナー、自動車図書館など。
いろいろなこと・・・読書、調べ物、雑談、読み聞かせ、本選び、DVD視聴、かけっこなど。

いろいろな人がいろいろな場所で・・

図書館はマルチな場所だなあ。
図書館は進化しているなあ。
出てくる人全てから「図書館愛」を感じるなあ。

そんなことを考えながら、さらに「図書館愛」を深めた私です。

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