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#仕事について話そう・・教員の私

#春の連続投稿チャレンジ 、5日目のお題は#仕事について話そう。
さて、長い間仕事をしてきたし、何について話そうか。
そうだ、コロナ禍になり、仕事について改めて考え直し、今の自分があることを書くとしよう。

コロナによる一斉休校

私は特別支援学校の教員をしています。
2020年の冬、コロナによる緊急事態宣言が出て、3月には全国の学校が一斉休校になりました。
その日のことをよく覚えています。

日曜日の夜、テレビのニュースで翌日から学校が休校になることが予想されました。
大変なことです。
障害のある子どもたちにどうやって受け止めてもらおう、と考えました。
即、翌日の授業の準備を始めました。

・特別な休みがあることの概要をPPのスライドで見せよう
・3月のカレンダーに休みのカード(家のシンボル)を一枚ずつ貼り、たくさんの休みがあることを視覚的に伝えよう
・休校の1ヶ月の間の宿題プリントを作ろう
これだけの準備をして迎えた月曜日の朝。朝礼で、一斉休校との連絡。
想定内だったので驚きませんでした。
昨夜の準備の通りに、授業をし、子どもたちは真剣に、この緊急事態を受け止めたのでした。

休校の間の私といえば


前代未聞の急な一斉休校。

子どもたちが学校に来ない1ヶ月の間、私は職員室でいろいろなことを見聞きし、今まで考えたことのないことを考えることになりました。
子どもたちのいない間にできることはなんだろう。
今だからやらなければならないことはなんだろう。

職員室の中にいるだけでは私のヒントになるものは見当たりませんでした。
日頃からつながっていた外部機関から情報を仕入れました。
そして取り組んだことは次のようなものです。

・オンライン授業、オンライン交流のノウハウを身につける
・じっくり手作り教材を作成する
・専門書を読む
・オンラインセミナーで先進的な取り組みについて知り、専門家の知見を学ぶ
・学校の役割について考える

子どもたちがいない代わりに、毎日たくさんのことを学び直し、新しいスキルをみを身につけることができました。

学校の中での限界

「コロナ禍だからこそコレをしよう」
「今はコレをすることが子どもの学びを支えることになる」
と、新しい取り組みに取り組もうとしました。

ところが、「待った」がかかるのです。
「新しい取り組み、あなただけができてもダメでしょう。みんなができないと」というのが理由でした。
??????クエスチョンマークの連続でした。
これが学校か。これが学校の頑丈な「枠組み」か。

このことをきっかけに、私の仕事観は大きく変わりました。
本当に必要なこと、本当にやりたいことは学校の枠組みの中ではやりにくい、
「私の場」は学校ではないところにある、と。
これは、決して失望だけでなく、私にとっては新しい仕事観を発見した希望のようなものでした。

そして、今、起業の準備をしています。
これまで勤めてきた学校に感謝しつつ、新たな道を作っていきます。
今の私はこうしてできました。

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