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【読書日記】 「堂々と老いる」を読む

なんだか遠いような、怖いような、勢いのあることを書かれてそうな、そんなイメージをいだいていた田原総一朗さんの本をようやく、初めて読みました。

第1刷:2021年11月30日
発行元:毎日新聞出版
著者:田原総一朗
内容:8 7 歳・現役ジャーナリストが、おいそれとは死ねなくなる将来に対する心構えを指南する。著者初、人生100年時代に贈る老いの生き方エッセイ。(Amazonより)


「とにかく堂々としている」

タイトルの通り、「とにかく堂々としている」というのが一番の感想です。
「堂々としている」というのは、カッコいい。
「好き放題」とは違う。
田原さんはご自身に弱いところがあるから、そこは他の人の言うことを忠実に聞き、自分を守りながら、好きなことを言っている、というように思いました。

田原さんは、知的好奇心が旺盛な方です。
私は、田原さんのように「堂々と」までは行きませんが、好奇心や新しいことに対する興味関心、行動力はあるほうです。そういった自分の「姿勢」を大切に、自分にとって「よいペース」を作り、年を重ねていきたいと思いました。


知的好奇心はいつになっても大切


田原さんは87歳

田原さんは87歳です。私の母と変わらない年齢に驚きです。
この「堂々ぶり」には感心しました。すごいです。
テレビで朝まで討論したり、講演したりなど、現在も活躍されています。
ネットでは「滑舌悪い」などのバッシングが目立ちます。
しかし、これも真の姿、こういう姿を見せながら我が道を行くのを映像を通して訴えるのも田原さんなりの生き方なのでしょう。


バッシングはあるが・・・


本や新聞を読みつくす

仕事柄、本や新聞を多数読まれている田原さんの本の選び方についても少し書かれていました。
そこで、私が読む、本の選び方についても見直してみました。

・図書館の新刊コーナーをチェックし、トレンドを把握する。
・その時々の自分の気分や関心事に応じ、図書館の開架コーナーを眺め、面白そうなタイトルのものをピックアップする。
この時、「はじめに」「あとがき」「もくじ」をサラリと見て、本当に読みたい本かどうかを見極めます。
・新聞の書評欄、出版社の書籍紹介の広告を見て、おもしろそうなものはすぐに図書館の蔵書検索をする。
・雑誌で紹介されていたり、おもしろい対談などをされていたりする方の本をチェックする。これは、自分の興味・関心事がどんどん広がり、予想していなかったテーマの本を読むことにもつながります。

田原さんほどではありませんは、アンテナを一生懸命張っています。


読書は知的好奇心に応えてくれる


でも、「老いる」ということばにはやはり抵抗がある

この本を読んでいて、「老いる」ことは嫌なことばかりではないということは十分に伝わってきました。
しかし、昔からの言葉のイメージから、自分に対して使うにはやはり抵抗があります。マイネスイメージが伴ってしまうのです。
「老いる」「年取った」「老いぼれ」・・・なんだか寂しい、と。
そこで、私は自分に対しては、「年を重ねる」「年を経た」と言う言葉を使うようにしています。
使う言葉によって、自分のイメージを変えることができる、そんな気がしています。


自分のイメージをプラスに変える

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