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本とわたし

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読書日記、本、図書館に関する記事を載せています。
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#図書館

【新聞記事】 学びを語る 「新しい図書館像 出会いと交流 地域動かす場に」を読む

2024年1月31日(水)の朝日新聞の「教育」のページの「学びを語る」のシリーズを読みました。 「みんなの森 ぎふメディアコスモス」総合プロデューサーの吉成信夫さんが記事を書かれていました。 タイトルが私の興味関心とピッタリだったのです。 私は2年前から某市立図書館の図書館協議会の委員をさせていただいています。 そこでは、いつも「図書館利用者をどう増やしていくか」という話題が出ます。 図書館のスタッフさんが、多くのデータを説明され、委員がいろいろな意見を活発に出し合う、非常

【読書日記】 「ぼくは、図書館がすき」漆原宏写真集 を読む

表紙の写真とタイトルに惹かれて読みました。図書館の写真集なんて珍しい。 第一刷:2013年4月30日 発行元:社団法人 日本図書館協会 著者:漆原 宏 内容:この写真集に掲載した写真は、ここ10年の間に撮影して『図書館雑誌』口絵に掲載されたものから選びました。(あとがきより) 写真と文字のバランスが非常によい図書館での写真を次の6つのテーマで掲載しています。 ・ぼくは、図書館がすき ・“生命”を知る図書館 ・図書館で働く人々 ・地域に生きる図書館 ・図書館は、暮らしの知恵

「図書館の自由」についての記事で知ったこと・考えたこと

先日、朝日新聞朝刊(2023年2月4日)のオピニオン&フォーラムに なぜ「図書館の自由」? をテーマに3人の方のお話が掲載されていました。 全国の公立・学校図書館に対し、文部科学省が「拉致問題の関連本の充実」を求める依頼を出したことに関わってのお話です。 情報入手し 育む民主主義   門井慶喜さんのお話 なぜ公立図書館があるのか、その役割は何なのかについての門井さんのご意見を読み、私は改めて図書館というものを見直すきっかけになりました。 <門井さんのご意見の中で特に心に

職場体験の中学生と一緒に取材したら図書館の熱い部分が見えてきた

職場体験、みなさんはしたことありますか? 中学生のときに近隣の企業でお仕事体験をさせてもらうやつです(ライツ社のある兵庫県では「トライやる・ウィーク」という名称)。 実はライツ社にも、市内の中学生が職場体験にきてくれました。 編集や営業のお仕事を体験してもらうなかで、一緒に「明るい出版業界紙」の取材も体験することに。 向かったのは「Library of the Year 2021」 優秀賞・オーディエンス賞を受賞したあかし市民図書館です。 この日のスケジュール 9時 

富山に暮らせば、本が好きになる。

みなさま、こんにちは。フリーライターのmakiと申します。 上の画像は、令和2年11月1日に移転オープンした砺波市立砺波図書館です。 設計者の方の「大屋根の下のワンルームの図書館」という構想が、見事に具現化されていることが分かりますよね。 「本」というものが、もっともっと身近になる場所なんです。 1.富山は、全国NO.2の図書館数(人口10万人あたり) 今の砺波図書館は、国道156号という市内を縦断する幹線道路沿いにありますが、以前は砺波商店街(前号を見てね!)の