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本とわたし

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読書日記、本、図書館に関する記事を載せています。
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#読書感想文

【読書日記】 「学芸員しか知らない 美術館が楽しくなる話」 を読み、マイ・ミュージアムについて考えた

著者の「ちいさな美術館の学芸員」さんは、このアカウントでnoteの記事を書いておられました。たちまちファンになりフォローし、コミュニティ「オトナの美術研究会」でも刺激をいただいていました。 その方が書かれたこの本は、noteの記事の書き振りで、親しみを持ち、どんどん読み進めることができました。 「ちいさな美術館の学芸員」さんのnoteはこちら↓   もりだくさんです。 「はじめに」の最初の一文は 「あなたは普段、美術館に行きますか?」 はい、行きます。 美術館は私の生活

【読書日記】 「死ぬまでに観に行きたい世界の有名美術を1冊でめぐる旅」を読む

図書館の新着図書コーナーで見つけました。 表紙には名画がたくさん、ページをペラペラめくるとカラーのアートワークがぎっしり詰まっていました。半分くらいが対話形式で書かれています。 なんだかワクワクする本だなあ、と思い、借りました。 著者の山上やすおさんは、自称「美術オタク添乗員」。 海外旅行の添乗員をされており、あの美術系YouTubeちゃんねるの「こやぎ先生」なのです。 海外旅行をしながらアートワークに触れ、美術に関する歴史や技術などの情報が得られる、そんな感覚でした。

【読書日記】 「機嫌のデザイン」を読んでご機嫌になった

タイトルを見て無性に読みたくなりました。 サブタイトルに「まわりに左右されないシンプルな考え方」とあります。 私がめざしているものに似ているようだ、もっとヒントがほしいと思い、読み出しました。 最も印象に残ったことは、著者の秋田道夫さんのお人柄。 優しい方なんだろうな、 穏やかな方なんだろうな、 周囲のひとをひきつける力のある方なんだろうな、 いろいろなことをご存知の方なんだろうな。 言葉の端々に、そのようなことが感じられる文章でした。 今の自分によく響いた言葉をあげま

【読書日記】「弘兼流60歳から、好きに生きてみないか」を読んで、自分の「60歳から」を考える

もうすぐ60歳になります私はあと数ヶ月で60歳になります。 若い頃は「絶対に歳をとりたくない」「60歳なんて絶対いやだ」と思っていました。 そんな私ですが、もうすぐ60歳。 「60歳」というとなんだかおばあさんぽくて嫌だな、とやっぱり考えてしまうのですが、この年齢になってみると、自分ながら「そんなにおばあさんぽくないなあ」と考える今日この頃です。 そんな私にピッタリの本でした。 「60歳から」 「好きに生きてみないか」 いい言葉ですね。 2〜3年前から始まった私の第二ステ

【読書日記】 オンラインでの「伝え方」ココが違います! を読む

この3年間で、私の生活はオンラインが当たり前になりました。 仕事では、オンライン学習、オンライン会議から始まり、オンラインでのセミナーに多く参加するようになりました。 その中で、その都度、疑問が湧いたり、反省したりの繰り返しです。 ・話している時、私の視線はどこを向いているのだろう、相手にはどのように見られているのだろう ・話し方は大丈夫かしら。発音が変ではないかしら ・私のメモをとるしぐさは、相手にはどのように映っているのだろうか ・質問をしようとして「すみませーん」と

【読書日記】 「一生サビない脳」をつくる生活習慣35 を読む

齋藤孝さんの本を読みたいと思いつつ、今になってしまいました。帯には、斎藤流大人の「脳活」決定版とあり、斎藤さんの体験から学びたく、読みました。 第一刷:2020年5月1日 発行元:株式会社 ビジネス社 著者:齋藤 孝 内容:自宅でできる ひとりでもできる 30秒の空き時間からできる いつでも、何歳からでも始められる 時間をかければ、さらに効果が高まる 齋藤流大人の「脳活」決定版!(Amazonより) 最も心に残った「自画自賛力」ということば「自画自賛力」ということばは、齋

【読書日記】 「利用者の思いにこたえる 介護のことばづかい」を読む

帯に「アンケートとインタビューで明らかになった」とありました。実際の声を集めて、ことばづかいについて言及している本は珍しいと思い、読みました。 第一刷:2019年3月1日 発行元:株式会社 大修館書店 著者:遠藤 織枝・三枝 令子・神村 初美 内容:利用者と家族は何を望んでいる?アンケートとインタビューで明らかになった“介護される側”の声を多数紹介しながら、介護現場の心地よいコミュニケーションのありかたを考察。(Amazonより) 「介護者はこんなことばかけをするとよいで

【読書日記】 「言語化の魔力」を読む

どの著書を読んでも共感を覚える、樺沢紫苑さんの最新刊。図書館の予約待ちでようやく順番が回ってきて読みました。 第一刷:2022年11月10日 発行元:株式会社 幻冬舎 著者:樺沢 紫苑 内容:精神科医として30年の経験と、YouTubeで4000超の悩み相談に答えてきた実績の集大成!著書累計220万部突破の、大人気精神科医が贈る、究極の「悩み」解消本!!(Amazonより) 「悩み」とどう向き合うかについて一冊書かれていた「あの人は悩みなんかなさそう」「悩みのない人はうら

【読書日記】 「図解 古代ローマ」を読む

大きな本、細かいイラストに惹かれ、古代ローマをよりイメージできると思い、読みました。 第一刷:2004年9月29日 発行元:東京書籍株式会社 著者:アンドルー・ソルウエー   イラスト:スティーブン・ビーステイ 内容:西暦128年、ローマの住民ティトゥス・コッタ・マクシムスとその父マルクスと一緒に祭りの一日を過ごすイラスト絵本。精密なイラスト断面図によって、有名な建物の内部のようすや、それがどうやって建てられたのか、古代の儀式や競技、人々の暮らしなど、古代ローマの都市の成り

【読書日記】 「五感の力でバリアをこえる わかりやすさ・ここちよさの追求」を読む

障害のある人との関わりにおいてヒントになりそうだと思い、読みました。 第一刷:2009年3月20日 発行元:有限会社 読書工房 著者:成松 一郎 内容:できないをできるに変える、感覚の力。五感のうち、日ごろあまり意識することのない感覚のおもしろさを紹介。(amazonより) 障害について、ちょっと異なる視点から書かれているタイトルから少し変わっていますよね。 私の興味・関心にズバリ当てはまるキーワードがずらり。「五感」「バリア」「わかりやすさ」「ここちよさ」。 私が、障害

【読書日記】 「ここから おいしい よかんが するよ」を読む

なにかビジュアルでほっこりしたいと思い、図書館で表紙を見て思わず手に取りました。 第一刷:2021年10月8日 発行元:株式会社 パイ インターナショナル 絵・文:たな 内容:『おじいちゃんとパン』から約4年、新作絵本のテーマは、家族の食卓を彩るさまざまな「おいしいもの」。わくわくしながら、お弁当箱や鍋のフタをあけると、そこには……?仕掛けをめくる楽しさとともに、食べることの喜び、大切さを考える「食育」にもつながる内容です。おいしいよかんを感じながら、ふたを「ぱかっ」とあけ

【読書日記】 「代謝を上げると、もっと健康になる!」を読む

「代謝」ということばがずっと気になっており、自分の体の状態はどうなのか、どうすればよいかを知りたくて読みました。 第一刷:2018年12月10日 発行元:株式会社三笠書房 著者:鶴見 隆史 内容:代謝を上げると、あなたの体は「細胞レベル」で若返りをはじめ、健康になっていきます。「免疫」、「体温」、「体調」はぐんぐん上がり、逆に、「体重」、「血圧」、「血糖」はみるみる下がるのです。代謝を上げるコツは、毎日の食事を少し変えるだけ。激しい運動も、厳しい節制も必要ありません!本書で

【読書日記】 「リセットの習慣」を読む

著者の小林弘幸さんの「自律神経」のお話が好きで、新しい本が出たので図書館で数人待ちのリクエストで借りて読みました。 第一刷:2022年8月1日 発行元:株式会社日経BPマーケティング 著者:小林 弘幸 内容:自律神経の名医が説く「悪い流れを断ち切る」99の行動術。「思い切って」「新たに始める」でワクワクする人生を!(amazonより) テンポよく読んだ、手軽な文庫本この本は、文庫本の書き下ろしです。 私は、かばんの中に入れておき、外出した時の移動時間やちょっとした待ち時間

【読書日記】 「古代ギリシャのいいこと図鑑」を読む

子ども向けのアートの本は、とてもわかりやすく私にとってのツボを押さえているものが多いので読んでみました。 第一刷:2011年7月3日 発行元:株式会社小学館 著者:結城 昌子 内容:2500年前のアートにみつけた、美しいことやカッコイイことのヒミツ。ヴィーナス…アキレウス…ヘラクレスと友だちになれる一冊。(amazonより) 古代ギリシャって古すぎてよくわからなかったけどアート、特に西洋美術が好きで、メインはルネサンスから近代にかけてのもの。 ルネサンスを語る時に古代ギリ