失われるホスピタリティといわゆる「経済」の破壊

医療福祉とはホスピタリティの最も発揮される領域、というよりホスピタリティそのものであろう。そしてその削減は単なる生の削減、ホスピタリティの喪失であり、サービスに付加されたホスピタリティの削減であり、サービス経済の減失であり、よって経済そのものの喪失となる。経済効率の究極は人が居ない世界、となる。ある局面では学校教育も企業経済もその近視眼的効率自己目的化により容易にそうした死の世界(無管理の管理)を希求するようになる。これは無による有の侵食というより逆に有限による無限の消去にみえる。新自由主義とはこうした国家による吝嗇の一つのバリエーションのようだ。

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