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皮膚がつまめないという方へ

今回は,前に紹介した「肩こり」に関する記事で皮膚を「つまむ」ことができない方向けの内容です。
肩こりの記事をご覧になっていない方は,そちらからご覧いただくと良いかと思います。

◆ つまめない時はどうするか?

○ つまみやすい場所から徐々につまむ

「ぜ〜んぶ硬くてつまめない!」という方は,次の部分まで飛ばしてください(汗)
人の皮膚は硬いところもあれば,柔らかいところもあります。

例えば,二の腕の内側や,手の甲にある皮膚は比較的つまみやすいです。
逆に,腰あたりの皮膚はつまみにくいかと思います。
もちろん,脂肪の量とかでも変わってくるので一概には言えませんが,同じ皮膚でもつまみやすい部分と,つまみにくい部分があるということがイメージできたらOKです。

さて,皮膚がつまめない場合のときをお伝えします。
単純ではありますが,「つまみやすいところ」から始めます。
つまみやすい部分から硬くてつまめない部分へ近づいていくと,つまめそうでつまめないという部分が見つかることが多いです。

皮膚のマッサージをするときのイメージ画像
つまむ場所を探すときのイメージ

イメージしにくい方は,以下の画像の場所を参考につまんでみてください。

肩こりのときにマッサージするべき場所の画像
つまみやすい場所の1例

赤○で囲ってある場所は比較的つまみやすい場所となります。
(本当に硬い方はここもつまめない可能性はありますが…)
「つまめる!」と感じた方は,その場所から凝っている場所に向かってつまむ場所を移動させてみてください。

移動させるときは数ミリ感覚でズラしてみてください。
「ここが境目かな?」感じる部分が見つかった方は,その場所をつまみっぱなしにしててください。

「よくわからないな…」という方は,仰向けに寝っ転がってやってみてください。
座ったままだと姿勢の影響で首筋や肩周りの皮膚が突っ張りやすい状態の可能性がありますので,寝ることでそれが解消されます。


○ 手の平で皮膚をズラすように動かしてみる

この方法は,「どこもかしこもつまめないわ!!」っていう方向けの方法です。
ここまで硬い方は,本当に肩こりが辛い方だと思います…

文面だけだと伝わりにくいかもしれませんが,頑張って表現します。

まず,手の平,もしくは指のお腹側を肩こりを感じている場所に当てます。
どちらが良いということはないので,使いやすい場所でマッサージしてください。

マッサージで用いる手の場所を示した画像
マッサージに使う場所

次に,手を置いた部分の皮膚を少しだけ圧迫してください。
押してる手や腕が疲れない程度の強さでOKです。

ここが一番の肝ですが,その圧迫した状態のまま皮膚をズラすように動かしてください。
注意点は,皮膚の表面を撫でるようにしてしまうと意味がないということです。

「痛いの痛いの飛んでけ〜♪」的な感覚で撫でてしまっている方はNGです!

マッサージでNGな方法の画像
NG例

理想は,手が動いた分だけ,皮膚も一緒にズレていることです。

マッサージのOKな方法の画像
OK例

本当に肩こりが辛くて硬い人は1cmも動かないかもしれません。
でも,それでOKです。
ズラすことを何回も続ければ少しずつほぐれてきます。

ここでもう1つのポイントがあります。
「ズラすことができる範囲は最大限ズラす」ことを心掛けてください!
皮膚の表面を手が滑らないように注意しながら目一杯ズラしてください。

コツを掴むまでは小さく動かしていても良いのですが,その範囲が広がっていかないとつまめるようになるまで柔らかくなりません。
「ズラせるだけズラす!」と欲張っていきましょう!


今回は,ここまでとなります。
肩こりは辛い分,少しでも楽になる方法が見つかるだけでもホッとするかと思います。
今回の記事が,誰かのお役に立つことがあれば幸いです。
それでは。

Bye bye

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