教師はズルい、という話

私は教育単科大学の学生ですが、最近教師ってズルいよなーと思うようになりました。
きっかけは教育実習(みたいなもの)の時、先生が学年全体に向けて生徒指導をしていた時のことです。自分も学生時代散々聞いた(今も学生なのですが)「毎日コツコツ真面目に勉強に取り組め」とか「遅刻をするのは社会に出たら通用しないぞ」といったことを先生は仰っていました。
私は教師側に立ってみて、これらの言説に違和感を覚えるようになったのです。

「真面目に勉強しなさい」ということについて
これに関して思うのは、自分(先生自身)は学生時代に真面目に勉強をしていたのか?という事です。また、生徒に言うのだから当然先生自身も今も勉強をしていなくてはならないのですが、どれくらいの先生が勉強をしているのでしょうか?自分が先生になったら業務でへとへとになって勉強なんて出来る気がしないです。

「遅刻をするのは社会に出たら通用しないぞ」ということについて
これは後半、「社会に出たら通用しないぞ」ということに不満があります。もし、生徒がこんな風に言われたらどう反論すればいいんでしょう?生徒がある禁止されている行為をして、教師がそれが何故ダメなのかを説明しようとするとき、社会に出たら通用しないというのは生徒は納得できないんじゃないでしょうか?
この説明を多用することは生徒を納得させる責任を果たしていないと言えます。

敷衍すると、人より上の立場にいる と錯覚していることに憤っているのだと思います。教師も生徒も同じ人なんだからそのことを知っていれば偉そうにはできないでしょ?ということです。これが教師ってズルいよなーと思うことの根幹にあるのだと思います。

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