九龍ジェネリックロマンス 72話感想
工藤さんが二人の<鯨井令子>に見せる表情の違いが切ない…
【あらすじ】
鯨井は引き続き鯨井Bの眼鏡を掛けてみる。
そこには
鯨井B目線の過去の光景が次々と映っていた。
気味が悪くなった鯨井は
その夜楊明の部屋に泊まる。
翌日出勤する鯨井だったが
工藤は不具合がある地区の様子を
観に行っていて不在だった。
休憩中、鯨井Bの眼鏡を掛けた鯨井は
工藤に声をかけられる。
彼女が見たのは
鯨井Bの眼鏡に映るひまわり畑をバックに
まぶしい笑顔を見せる過去の工藤と
今の自分を無表情に見つめる
現在の工藤の姿だった。
①鯨井Bの眼鏡が見せる過去の光景
令子さんの眼鏡が見せた
過去の光景が印象的でした。
・グエンが働く喫茶店でお茶をする光景
・麻雀をする光景
・ご飯を食べる光景etc…
そして、必ずそこには工藤がいました。
②出社した鯨井さんだったが…
鯨井、「楊明さんの服似合わない」と
呟いていましたが
なかなか似合ってると思いますよ(笑)。
しかし、工藤は
九龍内の地区の様子を観に行っていて
出社が遅れるとのことでした。
仕事をしながら鯨井は
「工藤に避けられているのでは」と
気になります。おそらくそうだろうな…
③眼鏡越しに見た工藤さんの表情
このシーンが本当印象的でしたね。
ひまわり畑をバックに
弾けるような笑顔を見せる過去の工藤と。
そして、第二九龍で
鯨井Aを無表情で見つめる現在の工藤と。
やっぱり工藤、鯨井Aに対して
令子さん程の情熱は無いんだろうな……
④令子さんとの違いを改めて突きつけられる鯨井さん
工藤に昼食を誘われる鯨井でしたが
楊明さんと約束していたため断ります。
工藤が去ったあと、鯨井は
以前自分しか知らない彼の表情を見て
嬉しいと感じたことを思い出します。
勿論、令子さんしか知らない
工藤の表情があるのは当然です。
しかし…ここで鯨井は遂に
今の自分と令子さんに見せた
工藤の表情があまりにも違うことを
突きつけられてしまいます。
確かに工藤は、鯨井Aに対して
あんなにいきいきとした
笑顔を見せたことがありませんでしたからね…
余談:工藤さんが今の第二九龍にいる理由
ここまで来て思いましたが…
もう鯨井さん、いっそのこと
楊明さんとくっついちゃえよ!
楊明さんの方が
鯨井を幸せにしてくれそうだし
むしろウェルカムしてくれそうだし(笑)。
工藤はなあ…辛い気持ちはわかるけど
鯨井Aに対してやっていること自体
正直気持ち悪いと言うか…
鯨井Aと工藤のカップルって
どう考えても相性が良くない気がします。
工藤も工藤で辛い気持ちを抱えているのは
読んでいて伝わりますが…
どうしてそんな辛い思いをしてまで
鯨井や第二九龍にこだわるのでしょう?
オリジナルグエンと再開した時
「ずっとここにいる」と呟いていましたが
何か理由があるのでしょうか。
例えば令子さんと約束していて
令子さんとの約束に縛られて
第二九龍から出られないとか。
「ずっとここにいる」という言葉も
誰に向けて言ったのか気になります。
でも、今のG九龍に住み続けるのは
工藤にとって良いこととは
思えないんですよね…
工藤は自分を大事にして
自分の人生を歩んでほしいです。
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