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転職者・異動者の活躍を支えるエントリープログラム

はじめに

はじめまして。
2023年7月から、リンクアンドモチベーション
プロセスデザインユニットの一員として働き始めました、
Yuikaと申します。

お客様の会社に対して組織開発・人材開発等の
コンサルティングを行っていた部署から
プロダクト開発をミッションとする部署への異動となりました。

異動してきてからの自身の経験もふまえ
転職者・異動者の組織へのオンボーディングの在り方について
ポイントと共に整理していきたいと思います。


前提「プロセスデザインユニットって?」

まず、私が異動したプロセスデザインユニットについて述べたいと思います。
組織としてのミッションは、「テクノロジーとデータを駆使し意思決方法をアップデートする最大公約数で最高の顧客体験を実現する」掲げCS OpsやDX推進を行っております。
より詳しい内容は下記を参考にしていただければ幸いです。

組織の構成としては、下記の通り14名となっています。
※2023年10月時点

・キャリア入社者 :5名
・新卒入社者 ※初期配属組:4名
・新卒入社者 ※他部署(営業・コンサル)からの異動組:5名

上記からわかる通り、いろんなバックグラウンドを持ったメンバーがいる
ごくごく一般的な組織です。

今回は、転職後・異動後の「新規ジョイン者」がそんな組織になじみ、
活躍していくために
どんなオンボーディングの仕組みがあるのか、
「エントリープログラム」を紹介していきたいと思います。

※以降、組織への新規ジョイン者が最初に行うインプットやアウトプット機会を「エントリープログラム」と記載します。

「転職後・異動後において起きる壁」

新規ジョイン者が新たな組織に入った時に感じるあるあるとしては、
「前の職場と全然違う」「自分の力が発揮できない」
ということではないでしょうか。

少しわかりやすく整理するならば、
「人が組織に魅力を感じる要因」に対する「理解不足」が新しい組織で仕事をする上での壁になるとも言えます。

これらは、退職を決める要因にもなります。

4P「人が組織に魅力を感じる要因」
引用:https://stretch-cloud.lmi.ne.jp/column/0013

リンクアンドモチベーションではこれらの4Pを網羅する「エントリープログラム」構築しています。

1.心理的安全性を高める 

まずはじめに、心理的安全性を高めることを目的に「Peple(人材・風土)」の理解を行います。
※心理的安全性は成果を出すために必要な他要素を支える土台であり、チームの成功に最も重要な要素と言われております。

具体的に行っていることは下記の通りです。

①サポート体制の構築

新規ジョイン者1名につき3名のサポートを付けております。
・サポーター(自チーム内):実業務上の支援者
・パートナー(自チーム外):業務/組織の相談者
・雑談者:組織横断での対話の場をつくる人
より多くのメンバーと接点を持てるようにしています。

②チームメンバー全員との1on1

一堂に会する場だと、個人のパーソナリティまで知ることは難しいので
1on1で話す機会を設けています。
チームメンバー一人一人との関係性を太くすることで
結果的に相談相手の幅を広げたり、仕事をする際の情報収集を高めていくことにつながっていきます。

2.全体像を知る

次に行うのが、「Philosophy(理念・戦略)・Profession(事業・仕事)・People(人材・風土)・Privilege(制度・待遇)」4P全体の
網羅的な理解です。

全体理解の設計する際のポイントとしていることは下記の通りです。

①What(何を伝達するか?)

・「手段=実際の仕事内容や仕事の進め方」だけでなく「意義・目的」も
・「現在」だけでなく「過去からの歴史」や「今後の展望」も
・従業員目線の「自社の仕事内容」だけでなく「自社に対する顧客や株主からの声」も
・「GOOD(良い面)」だけでなく「MORE(課題)」も

②How(どのように伝達するか?)

・「一方的に」ではなく「双方向」で理解を深める
 ⇒資料を渡して、インプットよろしく!という形だけでなく、
  各事業責任者との質疑応答等の場を設ける

・「アウトプット」ありきの「インプット」によって理解を深める
 ⇒例えば、インプットして感じた組織の「GOOD/MORE」や
 「前職場との違い」をアウトプットとして整理することを
 ゴールに置いた上でインプットを始めることで、理解すべきことへの
 アンテナを高める

3.新しく携わる領域に関する知識のインプット

4カテゴリーを網羅的に理解したからと言って
すぐに仕事でパフォーマンスを出せるとは限りません。

組織のミッションによって必要な専門知識・スキルは変わってきます。
だからこそ、いきなり仕事に入るのではなく、
新しく携わる領域の原理・原則理解を行っていきます。

例えば、プロセスデザインユニットでは、下記の理解などは
必ず全員実施しています。

・モチベーションエンジニアリング
・リテンションモデル
・カスタマーサクセス
・PLGとメトリクス
・SFA・CRM
・DX

メンバーによって過去の経験が異なるため「インプット」が必要な項目は何かをしっかり理解し、学んでいくことが重要です。

まとめ「転職・異動後」に持つべき心構え

ここまで「エントリープログラム」についてまとめてきましたが、
どんなに経験やスキルがあったとしても
新しいミッションの中では「すぐに成果が出せるわけではない」というのが実態であり、
その前提を、受け入れを行うマネジャー・メンバー、新規ジョイン者、
両者で持つことが重要ではないかと思います。

また、これまでの「経験=何かの仕事を一人前にできるようになる過程を知っている」ということ自体が必ず武器になっており、
「いかに助走期間を短くするか」には必ず寄与するはずだとも思っています。

新たなスタート後、「いかに助走期間を短くするか」。
私自身、ここにこだわっていければなと思います😊


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