誰もが疲労困憊 この先の解決策は?私の退職理由
「介護で話そうよ NO9」
5年勤めた在宅介護では色んな方のご自宅がありました。
その中で、今までとは全く違った難易度の方のお宅を担当し、私は辞職を決意したのです。
・カスハラ事例3
👵80代寝たきりのおばあちゃん/ラスボスA様
正直、そろそろ辞める時期かなと思っていた頃です。
別の地区の事業所からヘルプ依頼がありました。
稼働できるヘルパーがいないので、当事業所から派遣してほしいと頼まれた利用者A様👵
どうやら色々と文句や希望が多くて、30分の身体介護では終わらないのだとか…
私と社員2人が駆り出され、同行したところ、自ら話すことも、動くことも、出来ない寝たきりの方でした。
どうやって要望を言うんだろうか…🤔
と疑問に思うほど重度の方に見えました。
その方は、クリエイティブなお仕事をされていて、とても拘りの強い性質のある方でした。
お家もお洒落で広くて、一般家庭ではない様子が伺えます。
介護保険は目一杯時間を利用(PT利用)、30分のサービスしか、もう利用できないとのこと。
娘さんがお世話をしていましたが、疲労困憊らしく、少しでも良いからヘルパーさんに入ってほしいとのことでした。
しかし、本人は娘さん以外は受け入れられないのか、ヘルパーに要望を言い続けた結果、誰も入る人がいなくなったそうです。
ベットから車椅子に移乗して、トイレに行くのですが、介助する都度「あ!」「う!」と言葉にならない声を発して拒否されます。
やり方があるそうで、順番通りじゃないと怒り出します。
また、トイレの座り位置が悪いと「あ!」「う!」と文句を言い出し、用をたしません。
ピカイチ拘りA様👵
嫌味を言うのがお好きなようで、ベットに座ると「あ!あ!」と言って文字を書くのを要求します。
そこに文字を書いて「下手くそ」だとか「こいつはダメ」だとか書いて文句を伝えます。
娘さんも言い返すことができない様子で、疲労困憊は滲み出ていました。
そして、ヘルパーは
「こうですか?」「良いですか?」
など都度都度、確認して気を遣って介助されていました。
見るからにコマ使い😱
(きっとトイレの緊急は用していないのだろう…また、後から娘さんに頼めば良いと思っているのか…)
初めて同行へ行った際、5人の大人がA様を囲い、見守り、無事にトイレまで介助出来るのかを、視察している状況でした。
(違和感でしかない😵)
時間がオーバーしても、勝手に超過は取れないし、業務を途中で投げ出すことはできないため、社員しか担当ができないと言うことでした。
内容が大変ではなく、クレームの対応がかねり難しい方でした。
・私の対応と見解
「退職しようと思っています。A様のサービスには長くは入れません」
正直、社員しか行けない難しい利用者さんを、非常勤の私が任されるのは、半ば嬉しさややる気はありました。
しかし、同行の光景を見たときに、これは「お手上げだー🤷♀️」となりました。
これは介護士の仕事ではありません。
そして、私が行けないと言う事は、社員も行けないとなり、A様を事業所として受けることは断ったそうです。
ご本人の要望に沿って、サービスに入るのは当たり前です。
しかし、それは時間内に収めることです。
また、条件によっては、ご本人の希望が“絶対的正解でないこと"もあるのです。
(お客様は神様じゃないと同じ)
A様のサービスは、介護保険には当てはまりません。
どうしてもA様の要望に沿いたいなら、自費で介助に入ってもらえば良のだと思います。
本音を言えば、社員も行けない利用者を、非常勤の私に任せることにも、嫌気がさしました。
・反省点と私が出来た解決策
私が懸念したこと
①稼働が減ること
② できないサービスがあること
(自分のスキルを過信していた)
上記の結果から、訪問介護は、"もう嫌だー🤢"という心境になりました。
そして、
①介護保険制度の知識が乏しかったこと
② 色んなことに共感しすぎたこと
(利用者、事業所、サ責、介護業界etc)
これらによって、自分の心情がキャパオーバーし、残念な退職の形となったのです。
キャリアアップするために、時期を考えて頑張ってきた、結局不快な気持ちだけが残る退職になったのが悲しいー😭
私、もう我慢の限界です。
『介護業界には戻りたくありません』
ってなっちゃったよ。
manoの『介護で話そうよ』
これからもよろしくお願い致します。
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