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「孫子」始計篇② ケンカの前にここを見る

■原文
故に、これを測るに五事を以てする。
一に曰く道、
二に曰く天、
三に曰く地、
四に曰く将、
五に曰く法なり。

●訳文
「ケンカに勝てるかどうかを知るためには、5つの事を見ます。
5つの事とは、
①筋が通っているか。
②今、必要な戦いか。
③周囲の状況は自分に有利となるか。
④気持ちで負けていないか。
⑤感情や行動をコントロールできるか。
です。


▲【解説】
原著では、
5事とは「道・天・地・将・法」となっています。
ここでは、大きく改訳しています。
5事について詳しくは、続きで説明しています。

戦争も喧嘩も圧倒的な武力があるほうが、
暴力を使って倒せば勝つと思いますが、
そう書かれていません。

これはおそらく、
この五事が、しっかりとしていると、
相手から攻められにくいということがあるのかと思います。
『孫子』では、
まず守ってから攻めるので、
守りのために必要な5つということなのでしょう。
そして、この5つは、誰でも努力でできることなのです。



『ケンカの神』~例えば いじめっ子を倒すには~

「孫子の兵法」を喧嘩仕様に訳したらやばすぎた




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