使ってはいけない『孫子』の兵法

孫子の兵法をわかりやすくして、 日本や世界の平和に貢献したい。

使ってはいけない『孫子』の兵法

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Something Just Like This ① I've been reading books of old The legends and the myths Achilles and his gold Hercules and his gifts Spider-Man's control And Batman with his fists And clearly I don't see myself upon that list (But) she said,

    • 「孫子の兵法」を喧嘩仕様に訳したらやばかった 1.始計篇

      🌟始計篇① 兵法で一番大事なこと ■【原文】 「孫子曰く、 兵は国の大事にして死生の地、存亡の道。 察せざるべからざるなり」 ●【訳文】 「孫武先生は言いました。 もし自分が誰かにケンカを売るとしたならば、 当然、相手もこちらにやり返してきてよいということになります。 そうすれば自分も損害を受けたり、大ケガをすることにもなります。 だから、浅はかに人にケンカを売るようなことをしてはいけません」 🌟始計篇② ケンカしないためにこの5つをしっかりやる ■【原文】 故にこれ

      • 「孫子の兵法」を喧嘩仕様に訳したらやばかった 2.作戦篇

        (作戦篇①)自分には価値がある ■【原文】 『孫子』曰く、 およそ兵を用うるの法は、 馳車千駟、革車千乗、帯甲十万にて、千里に糧を送る。 則ち、内外の費、賓客の用、膠漆の材、車甲の奉、 日に千金を費やして、然る後に十万の師挙がる。 ●【訳】 孫武先生は言いました。 今まで自分が生きてきたことには、食費とか、衣服雑貨費とか、医療費、学費、住宅資金など、決して安くはない経費がかかっています。 自分には誰かにとって生きる価値があります。 誰にでも生きる価値がある。 そのために、

        • 「孫子の兵法」(始計篇⑭) 勝ち目ができてからケンカする

          ■【原文】 それ未だ戦わずして、廟算して勝つ者は、算を得ること多ければなり。 未だ戦わずして、廟算して勝たざる者は、算を得ること少なければなり。 算多きは勝ち、算少なきは勝たず。 然るを況や算なきにおいてをや。 吾れ、これを以てこれを観るに勝負現る。 ●【訳】 孫武先生は言いました。 私が勝てると言うのは、先に言った7つで測り比べてみて、多かったときです。勝てないというのは、それが少ないときです。 ましてや、ひとつも当てはまることがないとすれば、始めから勝ち目はないでしょう

          「孫子の兵法」始計篇⑬ ケンカのセンスがある人が理解できること

          ■【原文】 その無備を攻め、その不意に出ず。 これ兵家の勢にして先には伝うべからざるなり。 ●【訳】 つまり、戦いでは、 相手が備えていないところを攻撃して、 相手の思わぬ所を攻めなければいけない。 だが、こういうことは、 その場に応じて臨機応変に対処することで、 あらかじめこうだと決めておくことはできない。 ▲【解説】 *「勢」とは、臨機応変のこと。 全てを文章化することは、 とても難しいことです。 『ケンカの神』~例えば いじめっ子を倒すには~ 「孫子の兵法」を

          「孫子の兵法」始計篇⑬ ケンカのセンスがある人が理解できること

          「孫子の兵法」始計篇⑫ 喧嘩は敵の裏をかかないと勝てない

          ■【原文】 兵とは詭道なり。 故に能なるもこれに不能を示し、 用なるもこれに不用を示し、 近くともこれに遠きを示し、 遠くともこれに近きを示し、 利にしてこれを誘い、 乱にしてこれを取り、 実にしてこれに備え、 強にしてこれを避け、 怒にしてこれを乱し、 卑にしてこれを驕らせ、 佚にしてこれを労し、 親にしてこれを離す。 ●【訳文】 ケンカでは、敵の裏をかいたり、 敵を騙さなければ勝てません。 例えば、 できるのにできないように見せかけたり、 必要なことを不必要に見せかけた

          「孫子の兵法」始計篇⑫ 喧嘩は敵の裏をかかないと勝てない

          「孫子の兵法」始計篇⑪ ケンカも機転が大切

          【原文】 計、利として以て聴かるれば、則ちこれが勢を為して、以てその外を助く。勢とは、利に因りて権を制するなり。 ●【訳】 孫武先生は言いました。 先ほどの、7つの計りで、こちらが勝っていたらケンカに勝てるだろう。 ただし実戦においては、道理が正しいとかルールを守ることにこだわらずに、その場の状況に応じて、自分が有利となることができるように機転をきかせることが必要で、さらに自分が勝ちやすい状況を作っていかなければいけない。 ▲【解説】 勢とは、臨機応変に動くことで、主導権

          「孫子の兵法」始計篇⑪ ケンカも機転が大切

          「孫子の兵法」始計篇⑩ 『孫子』を使えば必ず勝つ

          ■【原文】 もし我が計を聴かば、 これを用いれば必ず勝つ、 ここに留まらん。 もし我が計を聴かざれば、 これを用うると言えども必ず敗れる。 これを去らん。 #shorts【タイトル】『孫子の兵法』を使えば必ず勝つ(始計篇⑩) ●【訳文】 孫武先生は言いました。 もし私の戦略を使うならば、必ず勝ちます。 ですから、私はここで仕えましょう。 もし私の戦略を使わなければ、必ず負けます。 それならば、私はここで仕えません。 ▲【解説】 孫武が、呉の国の王と謁見している状況での

          「孫子の兵法」始計篇⑩ 『孫子』を使えば必ず勝つ

          「孫子の兵法」始計篇⑨ 7計で勝ち目を比べる

          ■【原文】 「故にこれを比べるに、計を以てして、その情を求む。 曰く、 主、いずれか有道なる。 将、いずれか有能なる。 天地いずれか得たる。 法令いずれか行わる。 兵衆、いずれか強き。 士卒、いずれか習いたる。 賞罰、いずれか明らかなる、 と。 吾れ、これをもって勝負を知る」 ●【訳文】 孫武先生はこう言いました。 自分と相手、 どちらがケンカで勝つかを知るためには、 次の7つの計りで比べるとよいでしょう。 ①どちらの筋が通っているか。 ②どちらのほうが勝利への気持ちが

          「孫子の兵法」始計篇⑨ 7計で勝ち目を比べる

          「孫子の兵法」始計篇⑧ 負けないために武力は必要

          ■【原文】 「この5者は、将は聞かざることなきも、 これを知るものは勝ち、知らざる者は勝たず」 ●【訳文】 孫武先生はこう言いました。 いま挙げた5つの事は、誰でも知っているような、 ありふれたことと思うかも知れないが、 これをよく理解している者が 戦略的に勝利をおさめることができ、 ただ知っているだけの者は最終的には勝たない。 ▲【解説】 先の「道・天・地・将・法」の5つについて、 日ごろから心がけ実行している者が有事に対応でき、 敵からも容易に攻められない。

          「孫子の兵法」始計篇⑧ 負けないために武力は必要

          「孫子の兵法」始計篇⑦ 5事の5「法」

          ■【原文】 「法とは、曲制、官道、主用なり」 ●【訳文】 孫武先生はこう言いました。 「⑤感情や行動をコントロールできるか」とは、 自分を律することができるか、 自制の能力があるかということです。 ▲【解説】 原著では、 軍隊の編成や支度、 統率に関することを挙げています。 個人に置き換えると、 感情や行動をコントロールできているかということになると思い、 自制心があるか、と改訳しました。 「孫子の兵法」を喧嘩仕様に訳したらやばすぎた→『ケンカの神』~例えば いじ

          「孫子の兵法」始計篇⑦ 5事の5「法」

          「孫子の兵法」始計篇⑥ 5事の4「将」

          ■【原文】 「将とは、智、信、仁、勇、厳なり」 ●【訳文】 孫武先生は言いました。 「④気持ちで負けていないか」とは、 メンタルの問題です。 気持ちが弱ければ、必ず負けるから、 それならば戦うなということです。 ▲【解説】 原著では、 軍隊を統率する将軍に必要な、 知謀があるか、信頼されているか、 仁愛をもっているか、勇敢か、 威厳があるかという 資質について触れられているのですが、 ここでは、 根本的に絶対に負けない強い気持ちを持っているか、 ということにしまし

          「孫子の兵法」始計篇⑥ 5事の4「将」

          「孫子の兵法」始計篇⑤  5事の3「地」

          ■【原文】 「地とは、遠近、険易、広狭、死生なり」 ●訳文 孫武先生はこう言いました。 「③周囲の状況は自分に有利となるか」とは、 場所の問題です。 敵が多いか、味方が多いか、 人目があるかないかなどで、 その場所が自分に有利か不利かが変わってきます。 自分に有利な状況が作れる場所を 自分で選べないといけないということです。 自分が悪い人なら、 相手を人気のない密室に連れ込むほうがよいだろうし、 自分に正義があれば、 傍観者が多い場所で戦うほうが有利でしょう。

          「孫子の兵法」始計篇⑤  5事の3「地」

          「孫子の兵法」始計篇④ 5事の2「天」

          ■【原文】 「天とは、陰陽、寒暑、時制なり」 ●訳文 孫武先生はこう言いました。 「②今、必要な戦いか」とは、 戦うべき時期やタイミングや チャンスがあるかということです。 ▲【解説】 原著では、季節、天候、昼夜など 軍隊を進めるための時間という要因を指していますが、 ここではそれだけにこだわらず、 相手の出方や、 時間が経過していく中で変化していく 状況における最適な機会という意味合いを強くしました。 「孫子の兵法」を喧嘩仕様に訳したらやばすぎた→『ケン

          「孫子の兵法」始計篇④ 5事の2「天」

          「孫子の兵法」始計篇③ 5事の1「道」「孫子の兵法」を訳してみたら危険すぎた

          ■【原文】 「道とは、 上と意を同じくし、 これと死すべく、これと生べくして、 疑わざらしむるなり」 ●【訳文】 「①筋が通っているか」ということは、 ケンカの理由が、 人々から支持されるかどうかということです。 そのケンカに正しい理由、 人々が納得する理由があることが大切です。 ▲【解説】 原文では、 「部下や味方から、疑いをはさまれずに、 命運を共にできるくらいの立派な政治をしているか」 となっています。 また、正義や大義名分を掲げることと解釈されてい

          「孫子の兵法」始計篇③ 5事の1「道」「孫子の兵法」を訳してみたら危険すぎた

          「孫子」始計篇② ケンカの前にここを見る

          ■原文 故に、これを測るに五事を以てする。 一に曰く道、 二に曰く天、 三に曰く地、 四に曰く将、 五に曰く法なり。 ●訳文 「ケンカに勝てるかどうかを知るためには、5つの事を見ます。 5つの事とは、 ①筋が通っているか。 ②今、必要な戦いか。 ③周囲の状況は自分に有利となるか。 ④気持ちで負けていないか。 ⑤感情や行動をコントロールできるか。 です。 ▲【解説】 原著では、 5事とは「道・天・地・将・法」となっています。 ここでは、大きく改訳しています。 5事について詳

          「孫子」始計篇② ケンカの前にここを見る