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ネタばれすると「信用」と「怒り」はセット品でした。

誰かに怒ったり、イラついたりってしますよね?
周囲の人間と私の起こるポイントにかなりのズレがあるので
それは何なのかを考察してみました。

まず、人と人との交際方法には大きく分類して2つに分けます。
①ポジティブイメージ先行型減算式交際方法
②ネガティブイメージ先行型加算式交際方法

詳しい考察は次項から…。


①ポジティブイメージ先行型減算式交際方法

例えば、初対面はかなりの好印象でも長い付き合いをするうちに
嫌な部分が見えてきて…なんて、これ、よく聞く話ですよね。

前にも書きましたが、人は自分の頭の中で理解できない事は
嫌悪(畏怖とか拒否も含む)する傾向になると思うんですよね。

好印象っていうのは、”自分にとって”って事が重要です。
いわゆる「タイプの人」みたいな感じです。

この方法を用いる人は、勝手に「タイプの人」とか「使える人」だとかとにかく好印象を抱いてた人に対して、その人が「やらない/やれない事」や「できない/できなかった事」のようにマイナスポイントに着目して、その人に対する評価を減算していってしまう人です。

これって、自分の脳内のイメージの中で動いているだけなんですよね。
例えば、●●さんがいたととして、イメージの中の●●さんよりも現実の●●さんがズレた行動をすればする程、なんだか裏切られたような気がして怒ってしまったり、イライラしてしまったりする。

多分、肩書(社長とか●●士とか)に弱い人に多いと思います。勝手にイメージしてしまうので。但し、人を信用して、頼ることが事ができるのもこのタイプ。騙され、裏切られたという経験が多いのもこのタイプだとすれば、周囲と団結して大きなことに取り組めるのもこのタイプだと思います。

私の周囲にはこちらのタイプが非常に多いです。なんで、日々一喜一憂が激しい。それだけで疲れちゃうような気もしますけどね。

②ネガティブイメージ先行型加算式交際方法

これは先ほどとは逆に、初対面の段階で相手の悪い部分のイメージが先行して、その相手の立ち居振る舞いの一つ一つが加算されて相手への評価が向上していくというタイプです。

例えば、「人間は自分が得するように打算で動く生き物だ」とか「下心がある人間の方が落ち着く」とかそんな具合に、特定の誰かというより人間というものに対してあまり期待をせず、ネガティブな視点でイメージします。
そんなイメージの中で、相手からおもいやりだったり、些末な動き方に対しても「へぇ、そんなところまでやってくれるんだ」と小さなプラス評価が加算されていく方法です。

私はこのタイプです。私に近づいてくる人間(妻と娘は除く)は、なんらかの方法で私から金銭ないし時間的な余裕を搾取しようとしているものだと思って接しています(←もはや被害妄想に近いですが…)。

なので、基本的には自分以外は信じません。生きていく上での付き合いの場合、小さな優しさやできている事も拾い上げて、プラス評価に加算していきます。本来の意味で「できない(もしくはやらない)事は当たり前」と思っています。それこそが人間の”本音”だと思っています。

従って、他者に対して本気でイラついたり、怒ったりする場面は珍しいです。そもそもイラついたり、怒ったりする理由も明白で”自分の不可侵領域に積極的に介入される事”なわけです。

…前々から偉そうにしてくる奴が嫌いとか言ってるでしょ?そういう奴らって大概この不可侵領域への積極的な介入(プライベートの時間を削れ!とか成長の為に金払って習え!とか)をしてくるでしょ?だから嫌いなんですよ。笑

概ね、仕事ができるとか、頭がいいとかいう評価はされますが、マンパワー=自己完結できる事なんてたかが知れていますからね。ポジティブイメージ先行型減算式交際方法を用いるタイプよりも大きな事は無しえません。

人を”信用できる人”は、”怒れる人”。

イライラしたり、怒れたりすることは、実は少しうらやましかったりもするんですよ。その人を信じ、期待できるんです。素晴らしい事です。
きっと、大きなプロジェクトや上に立つ人間というのはこのタイプです。

私は特にそうですが、期待するとなると自分でもひく程に過度に期待してしまいます。
「できる」と言われて言葉を鵜呑みにして蓋を開けたら自分の期待通りにできていなかった場合、おそらく、人として言ってはいけないほどの罵倒と人間としての品位や人間性を否定した烙印を相手に押して、その人に対して一切の接触を断つと思います。笑い事ではなく。なので、「できる」といった人間に対しても私は信用せずに「できなかった場合の事を考えて」をしてしまいます。故に、結局は信用できていないわけです。

結論

怒った分だけ、裏切られたと思った数だけ、人を信用していたという事。
私は怒った分だけ、誰かに深い関りを持とうとされていたのかもしれない。

…いやうれしいけれど!適正な位置関係での適度な関係にしましょうよ。
ってなっちゃう自分は嫌な奴?

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