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FAGIANO OKAYAMA Monthly Report ~April〜

今回から1か月ごとの振り返り企画を始めたいと思います。

4月の戦績

Home         得点者                 
 岡山 0-1 磐田   (磐田:ルキアン)             
 岡山 1-2 水戸   (岡山:下口)  
                                     (水戸:中山、松崎)   
 岡山 1-0 北九州  (岡山:木村)

Away         得点者
 愛媛 2-2 岡山   (愛媛:川村×2)       
                                   (岡山:上門、疋田)
 群馬 1-0 岡山   (群馬:進)

データまとめ

最終順位:12位  3勝3分4敗 得失点0

総得点:4点(1試合平均:0.8点) 
総失点:6点(1試合平均:1.2点) 
平均シュート数:14.2本(枠内シュート数:3.6本) 
平均被シュート数:9.4本(枠内シュート数:3本)

ホーム平均入場者数:3688人

良かった点

①若手の台頭
4月の試合では若手の活躍が光った。

第7節愛媛戦。試合終了間際の後半52分、この試合がプロデビュー戦となった28疋田が衝撃の同点ボレー。鮮烈なデビューとなり、それ以降は3試合連続でスタメンを勝ち取っている。

第8節水戸戦。久々のホームでの出場となった下口がJ2初ゴール。昨シーズンまで在籍した赤嶺慎吾(現琉球)がつけていた24番を託されたが彼が憑依したようなゴールだった。失点の原因にもなってしまったが確かな成長を示した。

第10節北九州戦。27木村が待望のプロ初ゴール。16河野の鋭いクロスに飛び込んで泥臭く決めた。開幕から大卒とは思えないプレーを見せていた木村。彼のドリブルや守備への姿勢は2019シーズンまで岡山に在籍した仲間隼斗を彷彿とさせる。まだ粗削りな部分はあるが今年の岡山のキーマンとなりそうである。

彼ら以外にも安定した守備を見せる5井上や33阿部。確かなポテンシャルを示している20川本。徐々にプレー時間を増やしている32福本。など若手の台頭が光っている。

②スムーズなシステム変更
試合終盤のシステム変更が勝負を分けた試合が多かった。なかでも見られるのが4バックから5バックへの変更である。第10節の北九州戦では2トップに入っていた20川本を33阿部と交代。5-4-1に変更し北九州の攻撃をシャットアウト。奪ってからは手数をかけないカウンターで北九州ゴールを脅かした。

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           ↓

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悪かった点

①失点の増加
2、3月の5試合でわずか1失点だった岡山だが4月の5試合で6失点と1か月で急増してしまった。どの失点も集中しておけば防げたように思う。

磐田戦は浮いたボールをお見合いしたところを決められた。愛媛戦は1失点目はバイタルエリアをぽっかりと空けてしまい豪快に決められ、2失点目は走りこむ相手を捕まえきれず決められた。水戸戦は1失点目はドリブルで切り込まれ、2失点目は連係ミスから裏に抜けられ決められた。群馬戦は簡単に裏に蹴りこまれそのままあっさり決められた。

これまでの試合も前プレスがかからず、後ろの選手が頑張って凌いでいたため必然といえば必然だが、あまりにも簡単に決められるシーンがほとんどだった。ただ北九州は選手全員がハードワークして無失点に抑えることができた。これを自信にしたい。

②増えない得点
4月の5試合でわずか4得点。1試合平均にすると0.8点。3月の4試合で1点だったため増えたのは増えたが、1点にも満たないようでは勝つことは難しい。

またフォワード陣に得点が生まれていないのも懸念材料である。現在のスタメンである15山本、20川本はどちらもノーゴール。前線の選手にも守備を求める有馬サッカーでは負担が大きく、そもそもシュートを打てないこともある。守備での貢献は明らかだがそろそろゴールという結果を示してほしい。

③続出する故障者
今年も故障者が続出しており、いつにもまして故障者が多い感覚である。また長期離脱が多くなっている。

故障者リスト(4月30日現在)
・26パウリーニョ 3月29日から6~8週間
・8田中裕介 4月8日から3か月
・17関戸健二 4月12日から3~4か月
・18齊藤和樹 4月17日から6~8週間
・9イヨンジェ 復帰時期未定 ランニングはしている模様(山陽新聞より)

月間MVP

27木村太哉
積極的な仕掛けで何度も相手をはがしゴール前に侵入。自分からも果敢にシュートを打ち、惜しいクロスも上げていた。また北九州戦ではプロ初ゴールを決めた。相手のマークの外し方に課題があったものの振り切りねじ込んだ。
 3月はまだプレーに迷いがある感じがあったが愛媛戦の疋田のゴールに感化されたか積極的な選択が増えたように思う。仲間隼斗を彷彿とさせるプレーでサポーターの心を鷲掴みにした木村の活躍が今後も期待される。

まとめ

得点を増やしたものの失点も同じように増えてしまった4月。失点が増えてしまっては得点が取れないチームが勝つことは難しい。10節の北九州戦では流れの中からやっと得点を奪うことができ、粘り強い守備で相手に決定的なチャンスを与えなかった。北九州戦でアシストした16河野のような裏に抜けるランニングを増やし、ペナルティーエリアの中にどれだけ人数をかけ良い入り方ができるかが今後のポイントとなるだろう。



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