ファジサポスペース 開幕直前座談会 第6回

J2の2022シーズン開幕を前に、6人のファジアーノサポーターによる座談会が開かれた。新監督、新システム、新戦力。「新」づくしのシーズンが始まった今、どのように新チームを考察するのか。
   2時間弱に及ぶ熱い座談会の様子をお届けする。

主催者:ゼロファジ
参加者:ファジスキー、難波拓未、sho、タイガ、ファジ・リオ


ゼロファジ「今、割と今年のサッカーどうなりそう?具体的な形どうなりそう?みたいな予想大会になってると思うんだけど、それをもうちょっと膨らましていきたいかなと思うんですけど、守備の高さってどのくらいを考えてるのかなって、みんなどう思ってるんだろう。タイガくんはどうですか?」

タイガ「守備の高さですか?」

ゼロファジ「高さ、スタートライン。例えば有馬ファジだとハーフウェーラインを越えた辺りからいく、敵陣深くまでいく場合もあるけど当然オールタイムじゃなくて。
基本的にはミドルプレスとかハーフウェーラインのちょっと前から迎撃しますよってスタイルだったんだけど、もっと前からいくのか、それとも、どういうふうに守るつもりなのか」

タイガ「前から結構いく感じはしますけど、4-3-3のまま守るって言ってて」

ゼロファジ「そうだよね」

タイガ「けどウイングの運動量をめちゃめちゃ求めるって言ってて、どうなんですかね、引いて守る気はしないですけど。
けどまあ正直90分ずっと追いかけ回すのは無理なので、」

ゼロファジ「そうなんだよね」

ファジ・リオ「まあ、4-3-3のままで守るっていうふうには言ってますけど、多分90分は続かないじゃないですか。なので、どこかにスイッチがあって、木山監督は敵陣で取りきるっていうふうに言ってるので、敵陣の中では4-3-3をイメージした形で守って、自分の陣内に入られたらやっぱり4-4-2とかにするのかなという」

ゼロファジ「自分も実は、そうなんじゃないかなって思ってるんだけど。ファジスキーくんはどう読んでますか、守備に関しては」

ファジスキー「敵陣から行くときは、まさしく4-3-3でウイングにサイドバックがいる、ビルドアップで付けにいくっていうのはあると思うんですけど。じゃあ、1トップ、フォワードのところに誰が行くかって言ったら僕はそれはインサイドハーフ1枚がいく。
それを求めて河井の相方には田中雄大とか関戸とか動ける選手。例のオーストラリア人も、アデレードの試合を見てたら前に行って2トップの役割をしてることがあったりしたので、そういうふうな守り方をする。
ブロックを作るときも、最初はウイングを中に絞って2トップみたいにするよりは、ウイングはそのままワイドレーンで下がっていく形になると思うので」

ゼロファジ「うん」

ファジスキー「だから、4-4-2っぽく守るときも、インサイドハーフが1枚上がって」

ゼロファジ「インサイドハーフは上げるパターンの4-4-2?」

ファジスキー「うーん、それでいった方が安定はするんじゃないのかなと」

ゼロファジ「やっぱり4枚の2ラインは欲しいじゃないですかどうしてもって思っちゃうんだけど。落ち着かないじゃん、1とか3とかの数字のところは」

ファジスキー「そうですね。なので、もっと押し込まれたらインサイドハーフも中盤に下がって、中盤5枚、第2ラインが5枚」

ゼロファジ「4-5-1って感じ」

ファジスキー「4-5-1みたいな感じに段階的にするっていうのが1番スライドの必要がなくて、ウイングの横スライドが必要ない。ウイングの縦の高さをずらしていけばいい」

ゼロファジ「なるほどね」

ファジスキー「で、インサイドハーフやるくらいだったら、それなりに頭がある程度臨機応変に動けるだろうってことで、第1ラインにデュークと2トップみたいな感じで守ったりとか、アンカーを監視したりとか。
相手も4-3-3のチームが多そうなのでアンカー監視のところでインサイドハーフが1枚高い位置をとるとかするんじゃないのかなと、っていうかそういうふうにして欲しいと思います」

ゼロファジ「してほしいよね」

ファジスキー「ちょっと不安なので」

ゼロファジ「質問が来てるので読みたいと思います。
『本気でJ1を目指すシーズンではありますが、戦術含めてサッカーを楽しむ意味で今季の木山ファジを見る上での、ポイントとなるポジション、ここを見ておくとシーズンの成長が楽しめるところはどこですか?』
そしたら拓未くん、どうですか?」

難波拓未「さっきshoくんも言ってくれたんですけど、ニアゾーンへの入り方だったり、入る回数、そこを見ると楽しめるかなと思っていて。共通意識でランニングだったり、ドリブルだったり、パスだったりでニアゾーンに入っていきましょうっていう話をしてるので、攻撃はそこを狙っていく形がメインになると思う。
ゴールに結び付かなかったり、シュートまでいけなかったとしても、スタジアムで見てるときにニアゾーンに入れたとか、突入できたというところを見ると、ファジアーノの選手だったり監督が考えている攻撃の仕方っていうのができているんだなっていう」

ゼロファジ「ニアゾーンに入る回数が1つ、上手くいってる目安になるんじゃないかなということ」

難波拓未「はい」

ゼロファジ「なるほど、守備の方ではどうですか。shoくん、どの辺がポイントとかありますか?」

sho「守備ですか」

ゼロファジ「うん、ここを見ておくと成長が楽しめそうだなみたいな」

sho「すごくボンヤリしたところなんですけど、誰が誰を常に狙っているかっていうところですね。さっきも守備の前プレスの4-4-2になるって話もそうなんですけど、僕のイメージでは多分相手のサイドバックにパスを入れさせないと思います」 

ゼロファジ「相手のサイドバックにパスを入れさせない?」

sho「はい。相手のゴールキーパー、センターバックがボールを持ったときに
『どこも出すとこねーじゃん!』
『蹴るしかないじゃん!どうしよう』
ってなっている間にプレスをかけて、結局蹴らせる、回収するっていう。
僕的にプレスはすごく前からいくと思ってて、そのときにデュークですかね、真ん中で1番前で入る選手が基本的に、相手が4-3-3でビルドアップをしてきたとしたら、相手のアンカーの前に居ると思うんです。
アンカーとセンターバックの間で、右CBがボールを持ったなら右CBと相手のパスコースを切って、CB間でボールが移動したら左CBとアンカーの間に。最初は小さい動きでアンカーのパスコースを切ると思うんですけど、きっとどこかでデュークが大きい動き出しをすると思うんです」

ゼロファジ「うん」

sho「そのタイミングで一気にみんなが、ガッていく。共通意識が守備の前プレスで1番楽しいところだと思うので、あ、これ狙ってるぞっていう」

ゼロファジ「去年で言うと、上門が入れてたような」

sho「そうですね、あれも『あっ、知樹がいった!』じゃなくてその前に
『あれ、みんなジリジリ前行ってるぞ』
『これ狙ってるぞ』
『多分次の縦パスの瞬間いくぞ、ほら来た!』
っていうふうに見えると、すごく楽しいんじゃないのかなと」

ゼロファジ「なるほど、守備の仕掛けを楽しめるってことだね」

sho「はい、楽しめるし、勉強にもなるし。すごく良いと思います」

開幕直前座談会 第7回に続く


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