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J2第5節 ファジアーノ岡山vs横浜FC 試合レビュー
こんにちは、ファジ・リオです!
今回は、J2第5節 ファジアーノ岡山vs横浜FCの試合レビューを書いたので、ぜひ読んでみてください。
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ト レ ビ(@torevi2142) さん
⚫フォーメーション/スタメン
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ホームのファジアーノは怪我のGK梅田に代えて、チームキャプテンの金山を先発起用、また右WGには宮崎幾笑に代わって木村太哉が初先発となった。ベンチには馬渡、阿部が初めて入った。
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一方の横浜FCは前線に強力なタレントを揃えた[3-4-2-1]のシステム。四方田新体制でありながら、昨年の積み上げは残している。ここまで開幕4連勝中と勢いに乗り、首位に立っている。
⚫試合評
3月20日(日) 14:03 KO
at シティライトスタジアム
ファジアーノ岡山 1-1 横浜FC
19' チアゴ アウベス(PK)
70' フェリペ ヴィゼウ(横浜C)
前半、キックオフ。
序盤、バイスのパスミスを攫われてあわや失点という場面を作られるもどうにか耐えしのいだファジアーノ。徳島戦、町田戦のように蹴らされている感じはなく、意図的に前線にロングボールを蹴っていると感じた。
今季初先発の木村太哉は、持ち味のキレのあるドリブルやオフ・ザ・ボールの動きを見せ、サポーターの期待感を膨らませてくれた。
17分、意図したロングボールと木村の積極性がビッグチャンスを演出する。
最終ラインの柳からデュークをめがけて蹴られたボールがデュークの背後に流れる。それに誰よりも速く反応したのが木村太哉、相手の前でボールを触り、ペナルティエリアに進入したところで倒された。PK獲得。
木村のスピードに意表を突かれた相手DFが思わず足をかけてしまった。
キッカーはチアゴアウベス。助走を十分に取り、蹴ったボールはゴール左に突き刺さった。相手GKの逆を突く見事なキックでチアゴアウベスがファジアーノに先制点をもたらした。
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その後、しばらくはブロックを敷いて守るファジアーノは難なく横浜FCの攻撃を跳ね返すことができていた。
前半はこのまま 1-0で折り返す。
後半、徐々に押し込まれる雰囲気が漂い出した。が、デュークがプレスに走りまくったことに加え、田中、木村のハードワークで何度か押し込むシーンを作る。
しかし70分、自陣右サイドから中央にやや縦気味に上げられたクロスに途中出場のフェリペヴィゼウに頭で合わせられ、同点に追いつかれてしまう。
その後は横浜FCの猛攻が続く。渡邉千真など強力な選手を投入してきた横浜FCがセットプレーを主として何度もファジアーノゴールに迫った。
87分にはコーナーキックのこぼれ球が、蹴ればゴールという位置で相手に渡るも、キャプテンの金山が足でビッグセーブ。逆転を許さなかった。
試合終了 1-1のまま、今節が終わった。
最後の最後までゴールに迫り続けた横浜FCを何とか抑えたファジアーノ。連敗をしなかったこと、そして優勝候補の横浜FCから勝ち点を取ったこと。これらはプラスに考えることができるだろう。
⚫ゴールシーン
ゴールシーンと言ってもPKなので、これといって言うことはないんですが、試合前練習でPKを蹴ってたんですよ、チアゴが。
それで、練習と全く同じコースに決めた。これはチアゴ自身が相当このPKに自信を持っていたということだと思います。
5試合4ゴールと結構ハイペースでゴールを取ってくれているので、この調子を継続してもらいたいですね。
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⚫失点シーン
今回、失点シーンの図解はありません、ごめんなさい。
「あれ?今の入っちゃったの?」
試合を見返しても、クロスを上げられたシーンに至るまでは問題はなかったように思います。ファジアーノは特に問題のないブロックを敷いて、常に相手を監視し、楔のパスを通させない守備をしていました。
チームを救った同点ゴールとなる #フェリペヴィゼウ 選手の今シーズン初ゴール✨
— 横浜FC【公式】 (@yokohama_fc) March 20, 2022
遠方までお越しいただいた皆様、ありがとうございました。お気を付けてお帰りください。
次節は勝利を。#yokohamafc #横浜FC pic.twitter.com/fsror7b9Ky
ただ1つ、ファジアーノの守備で気になる点がありました。それは、守備陣がジリジリと下げさせられていたことです。
クロスを上げた選手へのプレスが全くなかった上に、そこでクロスを上げるのかというタイミング、ヴィゼウの強さ。これらが全部繋がった失点だったこと、始まりは守備の高さを下げられたこと、忘れてはいけません。
⚫やっぱりそれ、というシーン
どこかで、中盤なり最終ラインなりで自陣で相手にフリーでボールを持たせる時間を長くしてはいけない。みたいなことを言ったと思うんですが、今節でもありました。
やっぱりスペースを空けて相手に持たれるのは危険だなと改めて感じました。
DAZNを見れる方は、時間を載せておくので参照してみて下さい!
■ 26:20~
中盤で横浜FCの手塚にボールを持たれたシーンです。
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手塚に圧力をかけられないでいると、前線の長谷川を狙ったパスを出されました。しかし、これは柳のスーパーカットで難を逃れました。
何故フリーで持たせる時間が長くなってしまったのか?要因を箇条書きにしてみます。まずは次の図を見てください。
![](https://assets.st-note.com/img/1648106219066-AeMh7vvptD.jpg?width=1200)
・河井は齋藤を見なければならない。
・チアゴは亀川を気にしながら伊藤を見なければならない。
・田中は伊藤を気にしている様子だった。
・本山は自分の裏のスペースを開けないようにしないといけない。
ざっくりとこれらの要因が考えられます。そのことによってなかなかプレスに行きづらい、結果手塚に時間を与えてしまった、長谷川がトップスピードの時に足元に来るようなパスを出す余裕を与えてしまった、ということです。
やっぱりそうだよなぁ、と思いました。これが中盤で起きていたらもっとピンチだったと思います。相手に考えさせる時間を出来るだけ与えないこと、特に力のある選手に対してはやらせてはいけません。
一方で柳の強さも再認識出来ました、柳がいたからこそ決定機になりませんでした。
⚫木村太哉
今節で今シーズン初先発を果たした木村太哉。今節、筆者は彼からワクワクしか感じませんでした。
彼がボールを持てばサポーターから
「よし!」
「行け!」
という声が聞こえてきます。やはりドリブラーということもあり、サポーター人気もあります。
宮崎幾笑とは違うタイプのWGで、常に相手との駆け引きを楽しんでいるような雰囲気が漂っています。その意識が今節のPK獲得に繋がり、後半には相手のイエローカードを誘発する突破を見せました。
ここ2試合はパスが繋げない試合になっていますが、そんな時こそ彼のようなドリブラーが相手のディフェンスを切り裂いていく、そんなプレーがチャンスを創出しチームを勝利に導いてくれるのではないかと期待しています。
木村太哉選手の試合後コメントはこちら、
自分的にも久々のスタメンで、メンタルの部分も含めて自分の長所を出していこうと試合に入った。自分らしさを表現できた部分は良かった。河井選手が自分に気を使ってくれて、高い位置でプレーをさせてくれた。それが好転し、前目なポジションで仕掛けることができて、コミュニケーションを取れてできた部分が良かったと思う。
PKの部分は、デューク選手が競り合いに強いことはわかっていて、その背後の部分を予測していたことと、相手の反応が予測と違うところにボールが行ったので、そこをすかさずボールにトライできて、ああいう形でPKにつながった。
相手はここまで全勝していたチームだが、勝点3を取れた試合。押し込まれた部分もあったが、最後までに逆転されずにできたと思う。引いて守ってしまう試合展開になってしまったので、前からプレスをかけて行けたら、失点は防げた。下がり気味になってプレスバックをしてから、相手のクロスを上げた選手にもう一歩寄せられたら、ピンポイントではない部分に上げさせることもできた。ハードワークして、もう一歩詰めていけるようにしたい。
相手を食いつかせてから背後などのプレーをもう少し出せれば良かったし、それができなかったことが、まだまだ自分たちの力不足。
前線の選手が裏抜けの動きを起こせられれば、相手のラインを下げられた。自分としてももう少し意識をして、後ろの選手がフリーでボールを回せるようにしていきたい。
⚫雑感
![](https://assets.st-note.com/img/1648108566954-BVM40axVs2.jpg?width=1200)
やっぱりデュークが凄い走る、あんなに守備に走るCFはいないと改めて感じましたね。しかも外国籍選手で。
それで、今節の引き分けをどう見るか、筆者は良い方の引き分けと考えていいと思っています。よく耐えた、よく勝ち点を取った、よく連敗しなかった。
前節の町田戦と違うところは、狙いを持って前線にボールを蹴っているということです。こぼれても木村が拾ってくれて、どんどん前に運ぶ。デュークが収められれば持ち前のキープ力でチャンスを作れる。
蹴らされているのであればこぼれ球はほとんど拾えませんし、チャンスを作ることも出来ません、でも今節はそうではなかった。
ある程度力がある相手に対して、意図してボールを蹴れていたというのはかなりのプラス材料です。前向きな気持ちで、次節を迎えて良いと思います。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。次節、その次と、連勝を願って応援していきましょう!
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