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菊池みらいベースの活動報告|大分県安心院町の秘密基地を視察してきた。

熊本県菊池市深川51にある築100年を迎える古民家を再生させた「地域活動交流拠点|菊池みらいベース」。その運営メンバーとともに、大分湯布院のお隣、安心院町にて現在絶賛開拓中の秘密基地を視察してきました。

大分県別府市から西へ30kmほど入った内陸部、湯布院のすぐ横に安心院町はある。今回の秘密基地は安心院町でありながら湯布院の塚原高原に近い山の中にあった。

菊池みらいベースでは、来年春先のフルオープン目指し、少しずつ地域活動やワークショップを開催中。直近のイベントでは↓の柚餅子作りとか・・・

リノベーションを楽しもうという解体DIYなどを実践中。こちらは、滅多に体験できない建物解体をゆっくりゆるっと、楽しんでみようというほのぼの体験会。参加者はほぼ女性だけど、「釘が錆びて抜けーん」とか「この板すぐ割れる」と小言言いながらも「解体」を楽しんでくれています。

築100年を迎える古民家、地元熊本の有力お菓子ブランド「フ○バンビ」のコマーシャルにも登場してるどこか懐かしい雰囲気のある菊池みらいベース。解体DIYやってるのは左手カフェコーナ。
たまに夜は焚き火会や、お鍋会などをやってます。
女性二人が黙々と解体中
釘が抜けーんの画。某リフォーム番組では大袈裟な解体シーンを見ましたが、あんな解体は基本的にやりません、危ないですから。解体でなく分解を心がけます。

と、こんな感じで菊池みらいベースの活動は進めていますが、他方との連携や勉強会などにも積極的に参加しています。

今回の安心院町の秘密基地の視察もその一環です。今回の秘密基地の運営者は、菊池みらいベースの運営メンバーユウキ(サウナー)の幼馴染みで、同名のこちらもユウキ(ミュージシャン)さん。

見た目はきゃしゃですが、一人でチェーンソー持って、杉の木を切り倒し、モリモリと開墾している姿はどこか仙人のようでもありました。

秋も深まり紅葉を横目に大分路を急ぎます。予定より1時間ほど遅れていたので、道中の写真はこれだけ。

だいぶ葉っぱも散っていましたが、曇り空の紅葉もよかった。

ナビゲーション通りに道を進むと、ここへ入れというではないですか。

轍はあるけど、なかなか勇気のいる雰囲気・・・

注意深く、少しずつ進んでいくとパッと明るい空間が見えてきました・・・

雨上がりで、地面がぬかるんでいたので、慎重に駐車します。

駐車して振り返ると、伐採期を迎えた杉の木が整然と立っています。なんか神秘的な光景でした。

夕方5時を回ってかなり日も落ちていましたが、木漏れ日が神秘的でした。

車を降りて、すでにみんなが集まっている別荘へ向かいます。あっそうそう、今回の秘密基地は空き別荘を所有者から借り受けて、秘密基地化するという活動とのこと。空き家も増えてますが、空き別荘も増えているようです。

ミュージシャンでるオーナーは、ここで心おきなく音楽が楽しめるようにと、すでに楽器も持ち込まれていました。そこら中に切り倒された杉の木があります。

樹齢60年から70年くらいだと思います。伐採適齢期の立派な杉の木です。

歩みを進めると、玉切りされた丸太もあり・・・

これだけ玉切りするのも大変ですよ。

たぶん、暖をとったんでしょうねこんな可愛いロケットストーブとか

雨に濡れていい艶感。

ロッジの方ではすでに宴の準備が進んでいました。雨は降っていましたが風はなく、この季節にしては気持ちいい感じでした。

雨避けのタープが貼られ、ぼやっとひかるランタンの灯りがなんともいい雰囲気。

そうでした、ここには電気もガスも水道すら来ていません。別荘として使われていた頃は全て揃っていたそうですが、空き別荘になって長い時が過ぎてライフラインは止めたそうです。

なので、今日の調理器具はこちら、ポータブル薪ストーブ。うちのユウキがテントサウナ用に購入したもの。ごとくがあって、煮炊きもできる便利ストーブ。

雨に濡れた姿もやっぱいい。

今回僕らが準備したのはこのストーブで作るアヒージョ。中身は砂ずり・ねぎ・しいたけのシンプルなもの。

作り方も超簡単、適当な大きさに切った材料を鍋に入れ、ヒタヒタにオリーブオイルを入れて、火のついたストーブへオン。

砂ずりは好みで両側の硬い部分を落として、ネギは4cmくらいがジューシー。

グツグツ言い出したら、↓を打ち込むだけで、その後一煮立ちしたら完成。

ちょっと暗くてブレてるけど、こんな感じに仕上がります。

ニンニクと鷹の爪も投入してたので香りが食欲をそそる。

また、ホスト側の食材がすごかった、なんと北陸から直送された生のサンマ。冷凍されていない刺身でいけるものを、贅沢に素焼きに!塩なしでうまい秋刀魚なんて初めての経験でした。

ほぼ真っ暗状態なので、スマホを使ってライティング、骨まで食べれてすごかった。

ストーブの鍋の状態や、焚き火の炎を眺めながら、初めて会うもの同士が語り合う。結構深い話まで語り合い、いろんな価値観を知ることができました。

ストーブでの調理は火加減調整にコツが必要です。
薪はオーナーユウキが自らこさえた杉の薪。一年以上の乾燥熟成の炎

気付くと離れたところで、ダブルユウキはキャンプファイヤーやってました。

結構盛大に燃やしてる二人・・・

夜も更けてお腹も満たされ始めた頃、周りが少し慌ただしくなりました。こっそりとクラッカーを渡されたり・・・

原因はこれ↓、ミュージシャンユウキのハッピーバースデー!サプライズでケーキやらタスキやら、クラッカーが準備されていて、盛大に焚き火していた隙に準備しているところでした。

突然の出来事に少し戸惑うユウキ、でも落ち着いたら・・・

自ら、ケーキを切り分けてくれて、みんなで美味しくいただきました。

手元が暗かったけどうまい具合に7等分できました。

そしてまた、ゆっくりと夜が更けていき、ロッジに入ってみんなで就寝・・・

焚き火に自然と人って向かうんですね。ちびっ子たちもきっといい思い出になったはず。

と思いきや、ホイル焼き忘れてたぁということで、あと少し呑み食いは続き・・・

豚の心臓とエノキのホイル焼き、下拵えが出来てて火に乗っけるだけという優れもの。なるほど、ここまで家で準備していけば現場はゆっくり楽しめるんだ。

ということで、ほんとに夜も更けて寝ることにしました。数日後にはライブも控えていて、喉をいたわり、飲酒もなしでストイックにホストしていただいたユウキさん、ありがとうございました。

この経験は、菊池みらいベースの今後の活動にいかしていきます。帰り際に近所のカフェオーナーがふらっと現れ、「この外壁材使うといいよ」ってわざわざアドバイスにこられたこと、僕は忘れません。

なぜ、あんなコミュニケーションが生まれるのか、一泊でしたが一緒に過ごしたことでわかったような気がします。一緒に入った露天風呂での、受付おじさんとのやり取りもなんか良かった。

菊池みらいベースのフルオープンの際は、是非こちらにもお越しください。フルホストいたします!もちろん、秘密基地にもちょいちょい寄せていただきます。

こんな場所が次々とつながり、自由に気兼ねなくお互いが行き来できるとしたら、めちゃくちゃ楽しいですよね。そんな繋がりをもっともっと作っていきたいです。

解体DIYのお昼ご飯、さすが経験豊富な女性陣。めちゃくちゃ美味しい家庭料理が並びました。

ということで、今回の活動報告はここまで。次回の報告は何になるのかお楽しみに。


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