「円安」と「ものづくり」のヘヴンリーな関係
皆さんご存知かとは思いますが円安が進んでます。
この一年の推移
この一年で、30円以上も差が出ています。
今回は、円安が与えるものづくりへの影響について書きます。
こんな記事を書くから、ブランドとして値上げのフラグを立ててるのではないか?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、それは半々です。
そもそも、FADENは定番商品というものが存在しません。ですので毎回新しく工場に都度の見積もりを出してもらっています。
上記は初代020という商品です。
エヴァでいうと零号機というより無号機的な存在です。
今から2年半前に作りました。
さて、コストの話をします。
※コストとは、一つ作るにあたり工場にお支払いする金額です。
はっきりとした一つ当たりの金額は契約上お伝えはできませんが、初代と比べ最新の020シリーズ「020_Mani」と比べると、2,300円違います。
「020_Mani」を一つ作る金額は初代020を作るコストよりも2,300円高いのです。
2,300円ですよ?
かなりの金額差です。
もちろん、使用している素材、パーツなどの違いはありますがそのくらいの差が円安で変わっているということになります。
初代020は中国での製造です。
最新作「020_Mani」はベトナム製造です。
なぜ工場を変えたかと言うと、中国の人件費が高くなったからというひと言に尽きます。ベトナムの方が安くなり、アパレルもバッグ業界も中国外に生産拠点を移しつつあります。
そして、そして面白いの(適切な表現ではないですが)がこれからかと思います。
このままさらに円安が進むと、いろいろな面から考えると日本国内での製造の方が安くなるという状態になります。
ドメスティックブランドのジャパンメイドが当たり前になる時代がもうそこまで来ている、ということになります。
それはそれで、日本人としての正しい方向ではないかなとも思っていますが、ものづくりの先は、、、未来はわからないので手探りで今後もやっていかなければと思っています。
引き続き、FADENを何卒よろしくお願いいたします。
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