決断能力を上げる方法

始めに

ゲームをプレイしているうえで色々な判断をすることがあると思います。ざっくりとみると、大多数はどうでもいい決定で自分の死に直結する場面はかなり限られていると思います。しかしどうでもいい場面であっても、ミスをするとリソースを割くことになってしまいます。
今回は読むだけで判断能力が上がるジャンルの本があるということを紹介します。

研究事例

ウエストミンスター大学2020年
文学作品が脳に与える先行研究を基に、
上等なフィクション、文学作品を読むことによって効果的な意思決定ができるようになった。
文学作品は個人の認知的完結欲求が下がることがわかりました。
認知的完結欲求とは答えがないものよりも答えがあるものを求める欲求のことです。

なぜ判断能力があがるのか

認知的完結欲求が低い人は物事を読んでいるときに自分で結論を決めないからです。
簡単に結論を決め切らないで、可能性を残して複雑性をもって理解できる能力があるので複雑な状況を受け入れられます。

認知的完結欲求が高い人は?
人間の脳の仕組みからして、最初の情報だけで判断した方が、楽です。
楽をしたい人間は、分析などをせずにごく一部の情報だけで全体を判断するので判断ミスをする可能性がかなり高くなります。

なぜ認知的完結欲求が低くなるのか

エッセイよりも短編小説を読む人の方が認知的完結欲求が低いという研究事例もあります。
なぜなら、文学を読むにはゆっくりといろんな情報を取り込み、考えないといけないからです。

例えば、ずっと味方として行動していた人Aさんが急に敵になり、そのAさんはAさんなりの考えや目的をもって行動しています。
今までは主人公だけの視点で物語を見ていたものが急にAさんの視点で物語を理解することになります。そういったところから状況の変化に対応する練習になるということです。

中身は簡単な問題でなくて、賛否両論になる。考察の余地があるようなものを読む方が、認知的完結欲求が低くなりやすいという結果が出ています。

ただ単純に勇者が魔王を倒してハッピーエンドというわけではなく、見方を変えればこれはバットエンドなんじゃないか、ハッピーと言えるのかと議論ができるようなものがいいです。


次回はミスを少なく自動で決定をする具体的な方法を紹介します。

ヒント:大事なことに関係しないものはルールに則った決定をする。
ではまた次回。

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