今日も寝れないから 布団を被って肯定を歌う曲を聴く 誰かとの愛を語られても、僕にその誰かはいない 来た道を振り返っても、あるのは戦いの跡だけ なんて思ってた ことを識った 僕は生きている 笑える 息をしている 世界を感じている それだけで素晴らしい 僕はここに居る 確かに在る 忘れちゃだめなのはただそれだけだ 明日はどうなるだろう 予定に書くのは嫌なことばかりだ 先を見ても希望はなく、横に人はいない 孤独なこの道は、引き分けと辛勝の歴史 そんな評価 下していないか
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今日の成果、5400字。
今日の成果、6500字
「寒い……」 背中に大きなリュックを背負った少女が呟いた。 「重い……」 青色のもこもこの服を着た少女が後に続けた。 「額縁、やっぱりいらなかったな」 二人はとぼとぼと東京の夜を歩いていた。 何のアテもなく、風の向くまま、気の向くまま。 目的地の無い旅、そう言えば格好は付くけれど、帰る場所の無い旅、そう言えば寂しさが漂う。 しかし、その旅は孤独では無かった。隣からリズミカルに響く足音は、不安で包み込もうとする冷たい夜の街を少しだけ温めてくれる気がした。 「額