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【健康コラム】寒暖差に負けない身体をつくる健康習慣3選

こんにちは。
働く人と企業の健康寿命を延ばすライフデザインファシリテーターの丹後友里です(@tanchan0630)。

先週が健康コラムの配信週だったのですが、コロナワクチンの副反応で療養していたため1週間遅れての配信になってしまいました。スケジュール確認、失念してました……申し訳ありません。
ワクチンの副反応も落ち着き、今は元気いっぱいです。
次回以降、体調管理と日程調整に気をつけてコラムnote配信していきたいと思います。




そんなわけで、今週の健康コラムは【 寒暖差に負けない身体をつくる健康習慣 】というテーマでお届けしていこうと思います。
先週あたりから全国的に気温が下がり始めましたよね。私が住む地元札幌ではほんの少しですが紅葉がちらほら始まりました。

なぜかこの子だけ色合いが深まっています。笑

そんな秋の深まりをよそに、本州ではまだまだ夏日になる日も続いていますよね。朝は冷えるのに、日中の一時だけ気温が高くなって、夜にまた冷え込み出す。1日の中でも気温の変化はかなり大きいと思います。

そんな中、ちらほら耳にするのが

「季節の変わり目って体調崩しやすいんだよね」

という体調不良の声ではないでしょうか?
今朝もニュースで取り上げられていましたが、最近は気温の寒暖差が原因でむくみが強くなっている方が増えていたり、寒暖差で体力と免疫力が落ちた状態で『プール熱』に罹る方もいるなど、『なんかいつもと違う調子の悪さ』を感じる方もいらっしゃるとか。

以前こちらのnoteでも書いたのですが、

基本的に体温調節は『自律神経』が調整するものなので、
・○○を食べたらいい
・△△という運動がいい
という『特定のことを何かすればOK』ということはありません
ただ、自律神経を整える方法はいくつか種類があり、網羅的に行うことが一番です。しかし、いきなり全部は難しいと思いますので、その中から1つでも2つでもできることをご自身の生活スタイルに取り入れることが大事だと考えます。

そのために、今回はおすすめの健康習慣を5つご紹介しますので、もし良ければご活用ください。



① 入浴後にヨガをする

季節の寒暖差に負けるというのは、室内と屋外の気温の寒暖差が原因のようですが、問題なのは気温の差ではなく、『気温の差に適応できていない』ことが問題です。
その気温差に適応するためには、体温をつくることを忘れてはいけないと思っています。そこで念頭に置いていただきたいのが、

『体温をつくるのは筋肉である』

ということです。
つまり、日頃から筋力がしっかりある状態であれば、体温を高く保つことができ、寒さが増した季節の変わり目であっても、自家発熱によって体温を高く保てるため必要以上に寒さを感じにくくなります
また、体温が1度上がるだけで免疫力が最大5~6倍も高くなります。免疫力が高くなれば、当然風邪や感染症の類なども罹る確率が低くなり、不要な体調不良に見舞われることもなくなります。

そうした経緯もあり、まずは筋肉をつけることが肝要です。
そこでおすすめなのが、『お風呂上がりにヨガをやる』です。

運動と聞くと筋トレやランニングなど強度のきついものを考えがちですが、運動をしている人の大半が失念気味なのが、この行う運動の種類とその順番です。

その運動は何の効果を求めて何のためにやるのか?
そこでまず、しっかり筋肉に働いてもらうためには冷えて硬くなっている筋肉を温めてほぐし・伸ばす必要があります

だからこそ、まずは硬くなった筋肉をほぐすこと。しかしいきなり強い力で揉みしだいたり、ストレッチをしてはいけません。それをしてしまうと、筋肉の繊維に傷がついてしまうため、かえって筋肉が強くなるどころか弱ってしまいます。
ですので、まずは筋肉を温めること。温めるだけで筋肉はほぐれていきます。お風呂にしっかり入り、筋肉を温めてほぐしやすい状態を作ってから、ようやく身体を動かすステージに移行できるのです。

お風呂に入って筋肉をほぐしやすい状態にしたら、今度はゆっくり伸ばしいくこと。ここで登場するのがヨガです。

ヨガは自分の身体の重さを使った自重運動の1つで、ストレッチ以外に筋トレ効果に加え、内容によっては有酸素運動にもなる優れものです。そして、何よりこのヨガが自律神経に良く効くと考えるのが、『呼吸』です。

ちゃんとした呼吸法を行うことで心拍も落ち着き、自律神経もリラックスの副交感神経が働き出します。普段ストレスで交感神経が過剰に働きすぎになっている状態を放置し続けると、免疫力も脳の認知機能も低下してメンタル疾患にもなりやすくなるので、しっかりとした呼吸法とヨガで心も身体もほぐしていきましょう。



② 抗酸化作用の高い食べ物・飲み物を摂る

自律神経の神経疲労は単に神経の使い方だけを気をつけるだけでは足りません。傷ついた細胞を治すには、治すための材料が必要になります。

普段、どんなことを基準に食べ物を選んでいますか?そして、そもそもなぜ食事をするのか考えたことはありますか?

人間が食事をするのは『栄養を摂るため』ですが、その栄養は何のために取る必要があるかというと、それは日々の生活を送る上で『使ったものを補充・補修するため』だからです。

「食べたいものを食べて、何がいけないんだ!」

いけなくはありません。その時々で身体側が欲している栄養素を含んだ食べ物を欲する、ということもあるです。ただし、何も考えず「好きだから」の理由で食べ続けるのは良くありません。

栄養が偏るのはもちろんですが、先述した通り、食べ物を食べるのは日常生活の行動の中で消費したものを補い治すために食べるんです。十分な栄養バランスが摂れていない食事を続けるということは、長期的な視点で考えると自分のパフォーマンスを損なう行為になります。

自分のやりたいこと・キャリアアップ・趣味の充実など、楽しくわくわくした人生を送りたいなら、食生活を見直すことも忘れずに。




③『頭寒足熱』な作業環境をつくる

『頭寒足熱』という言葉をご存知でしょうか。
頭寒足熱とは東洋医学の健康法で、字の通り頭を冷やし足元を温めることです。

健康管理において『作業環境』の温度も重要な要素の1つです。

部屋の温度は均等ではないということはご存知でしょうか。空気というのは、温かければ上へ、冷たいければ下へ向かいます。


これを考えると、「足元が冷える」というのは当然のことですよね。ただし、ここで気をつけたいのは、寒いところに着目するのではなく、『温かいところ』に着目します。
タイトル下にも貼りましたイラストに戻ってみてください。室内の空気の温度と、そのイラストはどうなっているでしょうか?

そう、空気の温度別特徴は『頭熱足寒』と同じで体調不良につながるんですよね。それはなぜか?実は、脳は熱に弱いんです。

こちらのコラムでも書きましたが、脳の働きが最も良い状態を維持できる室温は『22℃~24℃』とされており、頭を冷やして身体を温めるというがベストです。

ではどうやって頭を冷やすのか?
それは、『空間を冷やす』こと。

寒さを嫌う人も多いですが、身体の機能を正常に動かすことを前提に考えると、温かすぎる(暑すぎる)ことの方が身体にとって良くないことの方が多いんです。寒暖差に負けて体調を崩すのは自律神経の不調。その自律神経は脳の神経細胞の傷つき具合・過剰な使い方で調子が悪くなる。こう考えるなら、脳が最適なパフォーマンスを発揮できる環境を作るということも重要ではないでしょうか?

身体を温めるには
空間の温度や衣服
(体外)で温めるのではなく、
体内で自家発熱することで温めること

これが気温の寒暖差に負けない身体をつくるコツになります。




いかがでしたでしょうか。
意外とできていそうでできていないこともあったのではないかと思います。

「健康管理って面倒くさい」
「やりたくないことばかりさせられる」

というネガティヴな要因から敬遠されがちですが、やりたいことばかりやり続けても、行き着くところが必ずしも良い未来とは限りません。

病気になって、ケガをして、初めてわかる健康の大切さ。
何か大きな経験をした人が美徳のように語ることが多いですが、基本的なことを日頃からきちんと行なっていれば、そんなことは無縁で無難な人生を過ごすことができます。

まずはできることを1つずつ。
着実に、確実に行なっていって、元気な1週間を過ごしていきましょう。


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