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【LINEコラム】「身体にいいから」と特定のモノだけ食べるのはNG!一生モノの身体をつくる食事方法

こんにちは。
働く人と企業の健康寿命を延ばすライフデザインファシリテーターの丹後友里です(@tanchan0630)。

暑さも本格的に激しくなってきている今日この頃。いかがお過ごしでしょうか?コロナが5類に移行してからさまざまな環境変化があったと思います。マスクをしなくてもいい・外に出てできることが増えた解放感から、いろんなところへ足を運ばれている人も多くなりましたね。

一方で、コロナ禍に実施し高まっていた感染症対策への意識の薄れから、季節外れのインフルエンザにかかったり、風邪を引いたり体調を崩している方も多く見受けられます。感染症対策だけがすべてではありませんが、体調を整えるのは基本的に『食事・運動・睡眠』が大原則であり、その上に予防で感染症対策があります。

せっかく高まった健康志向。正しく活用していきましょう。

今週のコラムは

一生モノの身体をつくる食事方法 

を紹介していきます。

過去に配信したコラムはLINEのメニュー画面右下にある『配信済みコラム一覧リスト』にありますので、配信済みコラムと併せてご活用ください。




普段食事に対してどんなことを意識していますか?
本や雑誌、テレビ番組やSNS・ネット情報など、さまざまな媒体で情報発信がされています。どんな情報を仕入れて自分の生活に役立てていますか?

大阪大学大学院で生活習慣病予防を研究している野口緑さんは

ぜひ知っていただきたいことは「食べてはいけないものなんてない」ということです。砂糖だって、脂肪だって、アルコールだって、決してとってはいけないわけではありません。問題は「量」なのです。

【出典:「体に良い」も過ぎると「体に悪い」になる場合がある

こう話されます。
私もそれは同感で、よく健康指導でお伝えするのは『量を調整しよう』と伝えています。


【2022年2月3日配信】
健康的にやせれる『適正糖質』のやり方
【2022年4月25日配信】
脳を活性化させるコーヒーの活用法

以前コラムでも紹介しましたが、食生活の改善で大事なことは『0か100か(食べないか食べるか)』ではなく、『30~60の間で(適切な量を食べる)』調整することが大事です。

では具体的に何に気をつけてどれだけ摂るのがいいのでしょうか?
これについても野口さんは

テレビで
「こんな食品にコレステロールが多い」
「これを食べると骨が丈夫になります」
などと言われると、多くの人がその情報に飛びつきます。

その情報自体に間違いはなくても、それが「自分に必要な情報なのかどうか」は別問題です。

LDLコレステロールが高くない人がそんなに食品のコレステロール量を気にすることはないし、血圧が高くないのにストイックな塩分制限をする必要はないということです。

つまり、自分の身体に不足している栄養素は、必ずしも発信されている情報とイコールにならないということです。では何を基準にして考えればいいのか?

それが、健康診断の結果内容です。

【2021年6月24日配信】
健康診断を受ける本当の意味

健康診断では必ず血液検査を行います。
大抵の方は『数値の高低』にしか目が行きませんが、問題はそこではなく、

その数値から
どんなことをしなくてはいけないか
を考えること

例えば、『LDLコレステロールが高い』というのであれば、『糖質・脂質を抑えてたんぱく質を多めに摂る』ことが必要です。そんな時に、「どうしてもからあげ(お肉)を食べたい」と思ったら『もも肉ではなくむね肉を選ぶ』とか、そもそもからあげではなく『焼き鳥』にするとか。

食材は調理法によって栄養の供給量と率が変わります

何がどういう方法でその食べ物ができているのか。
そこまで考えた上で、日々の食事をコントロールするとそこまで無味乾燥な食生活改善にならずに済むと考えています。

何でもかんでも「身体にいいから!」と特定の栄養素だけを食べ続けることは本当の意味で身体を不健康にすることになると思います。
実際に、以前のコラムでも紹介しましたが、『食事の多様性(品数の多さ)が脳の認知機能を高める』という研究結果も出ています。

【2023年1月30日配信】
脳の認知機能を保つ『食事の多様性』について考える

個人的にあまりおすすめしないのが、『プロテインの置き換え』です。
よくダイエットや減量として置き換えに活用されているプロテインですが、あれは本来『激しい運動で酷使し傷ついた筋肉の修復材』としてほしいから摂取するものであって、置き換え用に使うものではないんです。

そう、欲しいのは『たんぱく質』であって、プロテインじゃない

プロテインにはたんぱく質以外にも糖質・脂質が多く含まれています。
結局のところ身体が求める栄養素の量が不足して、余分なものだけが蓄積されていくことになります。身体の細胞からすると

「いや、糖質とか脂質はもういらないから!!」
「ビタミンとかたんぱく質とか食物繊維くれよ!!」
「水が!!水が圧倒的に足りない!!血管詰まる!!」
「活性酸素出過ぎて、直しても直しても壊されていく……」

と言う阿鼻叫喚が体内で起こっていることになります。
食生活で最も大事なことは、身体に必要な栄養素を毎日に適量で摂ること。それが、『人生100年時代・労働人生60年』の現代人に必要な食生活改善です。

野口さんが仰るには以下の食品と量が『毎日摂ってほしい』ものだとか。

しかもこの内容は年代問わずすべての人に言えること!

あなたはどれだけ取れていますか?
私が見た印象では、1日3食食べることを考えるなら、比較的取りやすい内容になっているのではないかと思います。

ただし、要注意なのがイモ類を含めた根菜です。

イモを含め『土の中で実を生らす』野菜は『糖質がたっぷり』です。
今朝のニュースでローソンの『だけ弁当』でコロッケ弁当が販売されましたが、あれは糖質ON糖質。適正糖質の記事でも書きましたが、糖質が身体に良いとされる1日の総量は『130gまで』です。

また「疲れた時に甘いもの!」という考えも今は古く、疲労(活性酸素で傷ついている)ところにさらに糖質を入れる行為は『火に油』と同じ。
老化の促進要因は『糖化(糖質過多による代謝不良)』と『酸化(活性酸素による傷つき)です。疲れている時は抗酸化作用の高いビタミンや修復材になるたんぱく質を摂って、傷ついた臓器・神経細胞を治すことに全集中しましょう。




最後までお読みくださりありがとうございました!
今日のコラムが少しでもお役に立てできましたら幸いです。
次回のコラム配信は【 7/10 (月) 】となります。
今週も体調管理に気をつけて良い1週間をお過ごしください!



【 参考記事はこちら 】




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