見出し画像

「DX成功の鍵:善良な人を管理から解放する」

日本ではデータが経営資源だという実感がある経営者は極めて少ないのではないでしょうか?

しかし、秩序の確保(混乱の防止)、統制、管理という目的において、不届き者がすり抜け乱すたびにルールが増え、手枷足枷で社員を雁字搦めにしていることくらいには気づいている経営者も多いのではないかと思います。とはいえ、何もできずに、コンプライアンスの名の下に管理者が楽をするためのルールを日々増やしてしまっている企業が大半ではないかと思います。

では、その不届き者は全体の何%なんでしょう?仮に5%としたら、95%は善良な人ということになります。その善良な人に手枷足枷をはめて、狭いレールの上を走らせてしまうデメリット(自主性・創造性・迅速性を奪う)は計り知れないのではないでしょうか?

また、機能別システムでサイロ化されたデータを解放し、一元的統合的に活用できるようになり、各人の行動が透明化できるとしても、無用な手続きを強い、行動を制限するようなルールは必要でしょうか?

本当にやってはいけない事だけを明確にし、それをデータ解析によって検出するようにすれば、安心して権限を大幅に委譲でき、組織階層もフラット化して、創造性とスピードの向上が期待できるし、システムの要件もシンプルにできるので、SaaSをより効率的に利用できるという良い事尽くめなのではないでしょうか?

そして、管理者自身も、管理という名の統制という、価値を生み出さない必要悪的仕事から解放され、経営資源の有効活用にシフトできるでしょう。まあ、そのまま置いておくのであれば、発想転換と行動変容の訓練は必要でしょうけど。

#DX
#デジタルトランスフォーメーション

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?