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「DX成功の鍵:改善/改革の日常化」

型は重要でも改善/改革がないと逆効果

DX後、DXという言葉がなくなった時の社会において生き残っている企業の条件は、総力戦で戦っていることであり、そのためには三つの型「判断と行動の型」「業務の型」「改善/改革の型」をもっていることが前提となるということを書きました。

しかし、その中で絶対条件としたい大事な型が、「改善/改革の型」であり、これがなければ「判断と行動の型」「業務の型」は陳腐化するだけで、型自体が足かせとなって衰退を促進してしまうことでしょう。ないほうがマシなくらいです。

日本の企業における仕事のやり方の根本が、1980年代から90年代に紙ベースの業務処理をそのままコンピュータに転写した(プログラムという型になってしまった)だけの仕事のやり方のまま、30年以上変わることができず、それに気づくこともないまま、今に至ってガラパゴス化していることが、その恐ろしさを証明してくれています。

効果的に改善/改革を進めるスキルと仕組み

もちろん、オペレーショナルエクセレンスをはじめとして、論理空間設計やデータ解析などのデジタルリテラシーを経営者を初めとして多くの人が持つことは前提ですし、活用するデータが蓄積されていないと解析しようがありませんので、「改善/改革の型」を活かす前提条件を整える必要はあります。

改善/改革を日常化するということ

改善/改革を日常化するということは、つまり、職場のラインマネジャーが主導し、日々の仕事の一部にそのためのワークロードを割り当てるということ、そして、ラインマネージャーがオペレーショナルエクセレンスリーダーになるということなのです。DXを推進するメンバーは、何等かその活動を支援する必要はあり、もちろん主体的に関わることが重要で、主導的に関わることもあると思いますが、責任を持って主導するわけにはいきません。改善/改革は現場で主導し、現場で効果を享受していくのです。

#DX
#デジタルトランスフォーメーション

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