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「劣等感と従属と勘違い」
定義
Chat-GPT4は劣等感を以下のように定義しました。
劣等感(れっとうかん)とは、自分自身が他の人々や環境、あるいは特定の基準に対して劣っていると感じる心の状態です。これは多くの場合、自己評価や自尊心が低く、自分に対する信頼が不足している状態に起因します。劣等感は、比較的小さな問題から生活全般にわたる大きな問題まで、さまざまなレベルで発生することがあります。
劣等感が過度になると、それが人々の行動や決断、人間関係に対して悪影響を及ぼす可能性があります。具体的には、自己肯定感が低くなる、過度な自己批判を行う、他人と比較してしまう、挑戦から逃れる、などの行動が見られることが多いです。
ただし、一定程度の劣等感は、人が成長し、自己改善を志す原動力ともなることがあります。この点で、劣等感は必ずしも全てが悪いわけではありませんが、その扱い方一つでその影響は大きく変わることが多いです。
そう、強い劣等感は危険ですが、程よい劣等感は努力の原動力になるので、一律でダメって話でもないんです。
本質的な大問題
つまり、劣等感やそれに相対する優越感は、生きていく上の対人関係などにおけるおまけのようなものであれば、取り立てて問題視する事もないと考えています。しかし、問題は、物心つく前から親や周囲の大人から兄姉や親族などあらゆる自分以外の人間、テレビの向こうにいる無関係な人も含めて比較され続けます。当然それはずっと続きます。幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と進み、社会人になっても、関わる人が増えていきながら変わってきながら容赦なく続いて行きます。いつのまにか、自分も他人を値踏みするようにもなります。
「自分が何者かもわからぬままに。」
バカ⇔デキる
ちび⇔普通
のっぽ⇔普通
足遅い⇔足速い
鈍臭い⇔運動神経いい
でぶ⇔スタイルいい
ガリガリ⇔スタイルいい
ブス⇔可愛い・綺麗・ハンサム
ダサい⇔おしゃれ
野暮⇔粋
貧乳⇔巨乳
貧乏⇔金持ち
田舎者⇔都会っこ
低学歴⇔高学歴
出世が遅い⇔出世が速い
など、ありとあらゆる身勝手な物差しで人に測られ、同時に身勝手な物差しで人を測って優劣や序列を作ってしまうことによって、
「中身空っぽのまま、あらゆる測定結果で自分が作り上げられていくこと」
が本質的な大問題なのです。
人によっては、そんな容赦ない優劣社会との折り合いをつけられないまま、拒絶の蛸壺に入り込む(いわゆる引き籠り)人や、心が壊れてしまう人もいます。
権威主義的同調依存の蛸壺
そうならずとも、学校の成績の良し悪しなどに関わらず、かなりの割合で中身が空っぽまま大人になってしまうので、
みんなが言ってるやっていることに倣う。
テレビや新聞が言っていることに倣う。
偉い人が言っていることに倣う。
だけの人生を送ることになります。それが自分の意志であるかのように自分を勘違いさせて生きていくということです。
つまり、権威主義的同調依存の蛸壺の中から出てこない人生です。
君臨(支配・権力)と従属(隷属・服従)志向
そんな人たちにとっても都合が良いのが、君臨と従属の連鎖で作られた軍隊型のピラミッド組織です。戦後の復興を支えたのが、戦前戦中世代を主力とした日本式のピラミッド組織だったことは間違いないでしょう。しかし、コンピュータとネットワークの技術が驚異的スピードで発展してきた1990年代からは、そのピラミッド組織で国際競争に勝てなくなってきたにも関わらず、主力になっていた甘えん坊の戦後世代(団塊の世代とその太鼓持ち世代)が何も手を打つ事なく、先輩たちが死に物狂いで築いてきた財産を食い潰すだけ食い潰してきて、いまだに君臨と従属の構造を変えられずにいます。
そして変えられない理由が、現在君臨しているトップ層の決断というよりは、上司への従属状態に強い不満を口にしながら、上司の悪口を酒の肴にしながら、そのくせ自らも部下に対して君臨することしができないような中間層の変革への覚悟ができないからなのです。自立的かつ主体的に考えて行動することができないのです。
今からでも遅くないので、そんな蛸壺にハマったままの未病人生をやめて、外にでてきましょう。
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