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ショートショート(Short)

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〜2000字までの短いショートショートを載せています。アイデア剥き出し。『1作3分で読める』がテーマ。
運営しているクリエイター

#物語

奇妙な死に方が流行っている。 隣の爺さんはやせ細り、白くなり、脚が1本に統一され、頭から…

安全装置

めんどくせえ、また呼び出しやがった。 そう思いながら人骨でできた鍵で戸締りをした。 同じ…

証明

仕事に疲れ、満員電車で帰っていた。 車内には俺と同じく、家路につく人たち。 すし詰めとはい…

影ピン

会社の屋上に見知らぬ女がいた。 「太陽が隠れちゃったからね、また出るのを待ってるの」 独り…

カット

蹴り飛ばした女の髪を掴み、さらに一発殴った。 女は自販機にぶつかって倒れた。 よし。 「…

タコさん

「またタコさんからだわ」 同僚がそう言って、大きなダンボールを運んできた。 開けるといつも…

魔都

その町に入ったのは、雪の降り積もる夜だった。 噂で『魔都』と聞いていただけあって、奇妙なことばかり起きた。 ホテルに入っても、ドアの中にまた入り口があり、フロントまで辿り着けない。 無限ループかと思いきや、6度目でやっと到着した。 「素泊まりですか?」 フロントで話しかけてきたのは、大男。 「朝食をお願いしたい」 「では明日の朝、レストランへどうぞ」 「わかりました」 私は猟銃を預け、鍵を受け取り、部屋へ向かった。 そこでもまた、さっきと同じ現象が起きた。 開いても開い

途中経過

少年の願いを叶えるため、私は研究を重ねた。 そして完成した薬を少年へ授けた。 「これを飲…

禁煙

タバコを辞めると宣言して、最後の一本。 これを吸い終わったら本当に辞める。 俺は人目に付…

十二支

生徒がペットを飼い出したと日記に書いていたので、何を飼ったか聞いてみると「十二支!」と答…

思ってたんと違う

ガイコツのダンスが見られると聞いて、墓場にやってきた。 丑三つ時、墓地がぼんやり明るくな…

アイ・アム・モナ・リザ

なぜ私が微笑んでるかって? おもしろいから。 だってみんな奪い合うようにあたしの前に立って…

逆じゃなくてよかったな

 ある夏のこと。私は人生で初めて飛び込み営業に成功し、とても浮かれていた。あまりの嬉しさ…