日曜夜の終末感

自分がティーンエイジのときから何となく感じていました。それはきっと、ラジオで日曜午後の『決定!全日本歌謡選抜』の放送が終わったあと、すごく静かな録音番組ばかり放送していたこととか(今も日曜夜はそう)、日曜夜はテレビもラジオも放送を休止していたことで、もう“明日はこない”という気持ちになったのかもしれません。いや、今もそうなるんですが。

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それが働きだすようになり、コロナ禍になって、なおさら感じるようになりました。

夕方6時半ころ、仕事を終えて地下道を通っても、平日夜よりも人通りは少なく、会話も何も聞こえません。
駅の改札を通ってホームに降りても、待っている人はまばら。
やってきた地下鉄車内は空席が目立ち、定型の自動放送がときおり流れるだけ。

でも、終末感が強烈だったのは、地下鉄を降りてから。
駅直結のスーパーの店内に買い物客は少なく、店員もレジ内でやや手持ち無沙汰で待機状態。
店内にBGMは流れているけれど、他の音が聞こえないから静けさを逆に強調している感じ。
生鮮品・総菜・お弁当には『半額』のシールが貼られまくりだけど、買い物客が少ないから在庫はなかなか減らず。
そして地上に出ると、普段は営業している飲食店も日曜だけは休みも多いから、街全体がなおさら暗い。

こう書くと「それって『サザエさん症候群』じゃないのか」と思われたかもしれませんが、自分は『サザエさん』を見て憂鬱な気分にはならないので、ちょっと違います。そうではなく、平日や土曜日と違う空気感をあちこちから感じ取ってしまい、そこから“明日はこない”という気持ちになるのです。
これが考えすぎなのはわかっていますけど、でも、なんか、そんなふうに感じ取ってしまうわけです。たぶんこれ、ずっと続きそうです。

https://youtu.be/u43KXva7MME
で、明日はあるんだよね?!


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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