苗字は、誇り

こんな記事を見つけました。


『どんな苗字でも選べるとしたら、珍しい苗字とよく聞く苗字のどちらがいいですか?』
https://select.mamastar.jp/478349

自分は珍しい苗字ゆえに、ハンコは特注です。その代わり、死ぬまで苗字は変わらないだろうから、一生使うものとして、高級材質で数万円かけてハンコを3個(認印・銀行印・実印)作りました。
とはいえ、そういうときは
「ありきたりな苗字のほうがラクでいいよなあ・・・」
と思うこと、しばしです。
ありきたりな苗字なら、それこそ記事中にあるように100円でハンコが買えますから、コスト面では何かと得だと思いますよ。

一方で、同姓同名の別人は絶対にいないはずなので、
「苗字は個性だ」
という考えもあります。
そこから変なオーラみたいなものが出るようで、みんなと同じ行動をとっても自分だけなぜか目立つこと、しばしです。だからもう、開き直りというか何というかで“自分の前に道はなく、自分の後ろに道はできる”といった感じで、今までもこれからも行動していこうと思ったり、思わなかったりします。これはもう、生まれついての運命(さだめ)なのかもしれず、一生ついて回るに違いありません。
逆に、同姓同名の別人に巡り合ったことがないので、もし、同姓同名の別人に出会ったときにどういう思いになるのだろうと考えても、想像がつかないです。数年前のテレビ番組で、同姓同名の別人ばかり集まるグループの様子を見たことがあるのですが、当事者はそれなりの楽しみになっているのがうらやましく思ったこともあります。

なお、自分の苗字は、記事中でいえば
『漢字自体は日常でよく使う漢字なのに、苗字にするには珍しい、みたいなのがいい』
の一つです。
地名でも人名でも頻繁に使われている常用漢字の2文字ですが、親族以外で一発で読んでもらえたことは一度しかありません。だから苗字に関する苦労は尽きないのですが、自分はもう慣れっこで、相手が漢字を見て口ごもったり、音を聞いて別な漢字を当てはめられても“そういう苗字だもん”と平然としていられます。

珍しい苗字だから苦労は尽きないけれど、オンリーワンだから、誇りです。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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