“カロチン”と“カロテン”

radikoのタイムフリー機能を使って聞いたラジオ番組の中で、リスナーからこういうメールを紹介していました。

『冬のビタミン補給に、みかんや伊予柑など、柑橘類を食べるようにしています。昔、色が濃い野菜・果物には“カロチン”が多く含まれていると私は家庭科で習ったんですが、いつしか“カロチン”が“カロテン”という呼び名になったようで、“ベータカロテン”を“ベータカロチン”というと、若い女の子に「やだもう、いやらしい」みたいな軽蔑された目で見られています。
「昔は“カロチン”だったのに、いつしか、その“チン”が“テン”になって変換されたみたい」と夫に愚痴ると、「じゃあ、ここはおテンテンか?」と股間を指さしました。もう、こんなことを言う夫、おつむチンチンよ』

2020無口な二人

投稿を読み終えたあとのパーソナリティー2人の感想はこうでした。

「平和だね」
「面白いご主人だね。人参と同じように、テンテンも赤い色しているのかな」

赤より黒ずんでいるだろうと、自分の股間を確認。
それよりもなによりも、何となく知っていた単語は自分も“カロチン”なので、いつしか“カロテン”に呼び方が変わっていたことは放送を聞くまで知りませんでした。綴りが“β-carotene”なので、ローマ読みなら“カロテン”が近いのでしょうね。
でも、自分は“カロテン”にそこはかとない違和感があります。やっぱり“カロチン”のほうがチンとくる、もとい、ピンときます。それはパーソナリティも同じ感想のようで、

「じゃあ、電子レンジ使えないじゃん。“チンして”ってエッチなこと言っちゃった」
「俺は絶対に“カロテン”と言わないぞ、人参は“カロチン”だ」
「時代によって読みが変わるんだろうね」
「みんな、もっとカロチンを好きになろうぜ、チンを」

これで番組は時間とともに終了しました。
“カロテン”と表現が変わったことは勉強になったけれど、料理が苦手な自分が「カロテン」と口に出すことは・・・たぶん、ないだろうな・・・。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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