運転手にもいろんな人がいる

毎日2回、地下鉄に乗ります。往路はいつも同じ時刻ですが、復路もだいたい同じ時刻です。だいたい同じ時刻に乗っても、運転手は毎回違います。といっても、ホームに入ってきたときに一瞬見えるだけだし、運転室内は薄暗いから顔がぼんやりと分かるぐらいしかわかりません。わからないけれど、毎日違う人だということはわかります。
そして、運転手が違うからブレーキ操作に微妙な差が生まれ、乗り心地にも差が出てくるのは先日のノートにも書いたとおりです。
https://note.com/f_yoshihiro/n/n382de5adb7d9
でも、そればかりではないことを如実に感じたのが、今日の地下鉄車内での出来事。

札幌の地下鉄はすべての駅のホームにドアがあり、ワンマン運転を行っています。

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運転手は運転するだけでなく、ドアの開閉も担当しているし、必要に応じて車内に向けて案内放送もします。最近は「マスクを着用してください」「車内での会話はお控えください」「換気のため窓を少し開けています」と放送しているのを耳にしています。たぶん、地下鉄で用意した定型文なのでしょう。コロナ禍のご時世ゆえ、車内でクラスターが発生したら困るので、理解できます。ただ、運転手によってはそれすら話さない人もいれば、主要駅では停車のたびに案内する人もいて、差が大きいです。
そして、今日の帰りの地下鉄の男性運転手は、そんな定型文は放送しない一方で、注意喚起には熱が入っていました。

時刻表どおりに地下鉄がホームに進入し、停車。ホームと車両のドアが同時に開いて車内に入ると、
「中へお詰めください」
そして発車時刻になると
「ドア付近にお立ちの方は車内へお進みください」
しかしすぐにはドアを閉めず
「2両目のお客様、車内にお進みください」
と、名指しで注意喚起。
「安全が確認できたのでドアを閉めます」
ホームと車両のドアが同時に閉まり、発車。

京浜急行ばりの案内と“安全を確認してます”“車内の様子も見てます”というのがはっきりとわかって、自分は心の中で拍手喝采でした。それとともに、型どおりの案内しかしない運転手が多い中、安全のためとはいえ「よくしゃべるなあ」と思ってしまいました。
ほんと、運転手にもいろんな人がいる。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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