ハトvsカラス

そういう仁義なき戦いが繰り広げられているとはつゆ知らず、そのまま素通りするところでした。

用事があって札幌大通公園の中を歩いていたら、いつものようにハトが大多数で“ポッポッポ”と群れを成してエサを探していました。そしてめぼしいものを見つけて啄ばんでいるところへ、3~4羽のカラスが羽を広げてハトを威嚇して、ハトが啄ばんでいたものをくちばしに咥えていました。
そして、威嚇されたハトは“ハト派”として対抗することなく引き下がっていくのでした。

まさに弱肉強食の生存競争といったところでしょうか。その後、カラスはスタン・ハンセンのごとく“カーカーカー”と勝利の雄たけびを上げて、近づこうとするハトを自らの力で追い払い、ハトは四方八方に散っていくのでした。
そういう光景を10分程度の短い時間で何度も見ました。

それより不思議に思ったのが、大通公園にカラスがいること。
昔はハトとスズメが仲良く戯れる場所でカラスが来ることはまずなかったはずなのに、今はカラスが我が物顔で威張り散らしているように変わったことに、写真を撮りながらも自分の心の中では軽い衝撃を受けました。そして今日は、スズメを見ることはありませんでした。ひょっとしたらカラスがいるからスズメが逃げ出したかもしれず、これ以上カラスが増えないことを願うばかりです。
といっても、カラスからしたら、増える・増えないは“カラスの勝手でしょ”なのでしょうけど。


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