普段と違う朝

朝、いつもの時刻にいつものように家を出て、いつものように地下鉄駅に向かう道すがら、あるいは地下鉄駅から地下鉄に乗って会社に着くまでの間、コロナウィルスによる影響なのだろうと思うことがありました。端的にいえば
「いつもと違う」
と感じたことがいくつかありました。

その1:
地下鉄駅までは幹線道路の歩道を歩きます。そのときに、1歳くらいの女の子をおんぶひもで抱えた男性とすれ違います。知り合いではないのですれ違って終わりですが、今朝はすれ違いませんでした。男性は保育園かどこかの施設に娘さんを預けて出社するだろうと思うのですが、今はそういった施設が閉鎖になっているはずで、預けられないから出社自体をやめた可能性があります。

その2:
幹線道路ゆえに路線バスも走っています。朝のラッシュ時は車内が混みあっている様子がチラッと見えるのですが、今朝は立ち客が少しいる程度の込み具合でした。時差通勤とか出社自体をやめた人が多かったのかもしれません。

その3:
自宅最寄りの地下鉄駅は沿線に高校や専門学校が複数あるので、平日朝は通学のための降車が乗車よりも多いのです。そのため、改札口は2口を除いて降車をメインにしています。ところが、今日は平日朝にもかかわらず、すべての改札口が乗車も降車もできるように設定されていました。そして降車の高校生が極めて少ない様子に遭遇しました。高校は臨時休校していないはずだから、卒業と入試が関係しているのかしらん。

その4:
いつものようにやってきた地下鉄に乗車すると、車内は朝ラッシュ時なのに空席がある状態でした。普段なら座れずにつり革につかまるのがデフォなのに、今朝は運よく座ることができました。また、途中駅で乗車する人もさほど多くなく、車内は隙間が多い状態のまま札幌中心部まで到着したのでした。
それから、車両の窓が少し開いていました。コートを着たまま乗っているから多少寒くても問題ない一方で、車内の空気を循環させようということでしょうか。

ついでにいうと、ビルのエレベーターも列に並ばないと乗れないのに、今日は列はできていたけれど極めて短く、自分もすぐに乗れました。
それだけ外出を控えている人がいるのか、学校が臨時休校しているから保護者として休む必要がある人が多いのか、どちらもありえるとは思いますけど、大したことがないと思っていたコロナウィルスによる影響を、間接的ながらも感じ取っています。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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