コールセンターの裏側(2)働く人について

私は10年以上もの間、フレッツ光の代理店とフレッツ光コラボのコールセンターで働いていました。ここではその経験をもとに、コールセンターの裏側を含めたいろんなことをお伝えしたいと思います。なお、私はコールセンターで働いていた恩義がありますので、誇張せずにありのままをお伝えするものの、悪くいうつもりがないこともあらかじめお断りしておきます。

コールセンターで働く人

『コールセンター』というと、女性が中心の華やかなイメージを持っているかもしれません。実際、私が働いていたコールセンターでは、アイドルの卵や舞台女優として活動している女性が在籍していたことがあります。そのほか、声を使う仕事のためか、普段は声優としてアニメ等の番組に出ている女性もいれば、公演と公演の間に出社してくるお笑い芸人や、ギターを抱えたままやってくるバンドの男性もいます。

そのためか・・・

「今度の劇団の公演ポスターを貼らせてください」

「公演のチケットを割り引いて売るので、よければ見に来てください」

といったお願い事とか

「お前の行っている学校のギターの先生って有名だったのか?!」

「そうらしい。90年代のバンドブームのときに人気だったと言っていたが、オレはピンと来ない」

といった雑談などが聞こえたこともありました。

もちろんそうではなく、ごく普通の女子大学生・専門学校生や男子大学生もいるし、既婚女性やフリーターの人も多数在籍していました。ただ、結婚している人もフリーターという人も年齢は比較的若く、平均年齢を押し上げていたのは私ども正社員だったかもしれません。具体的には35歳より上の人は正社員ばかりで、アルバイトを含めた平均年齢は30歳前後といったところでしょうか。随分と若い人が多いように思われたかもしれませんが、人の入れ替わりが激しくて長く勤められないという理由があります。この理由は機会を改めて詳しく述べたいと思います。

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