理花のおかしな実験室⑫発売中です！！

こんにちは！
先日7/10に、理花のおかしな実験室⑫が発売となりました！
さっそく読んでくださった方、ありがとうございます！！

あとがきや次回予告について、悲鳴が聞こえてきたのもありまして、少し補足をしたいなと思います。

こちら、読んでくださった方向けの記事で、ネタバレ（？）があるので、読了後に読まれたほうが良いかもしれません！

理花のおかしな実験室⑫

#ネタバレ

理花おか⑫、なかなか厳しいお話だったと思います。
①巻で「男らしさ女らしさ」について触れたときから、社会に横たわる『理不尽』がラスボスになるのでは？ということが常に頭にありました。
担当さんと一緒に悩みに悩みながら、ここまでお話を書くことができて本当に良かったなと思ってます。
最後、壁はそらの前に立ちふさがりましたが、二人ならばきっと乗り越えてくれると思ってます。

──というわけで、

理花のおかしな実験室は⑬で完結です。
これはずいぶん前から決めていた──というより、シリーズが始まった当初から決めていたゴールがここだった、という話です。

わたしはかつてWEBで小説を書いていたのですが、ネット上では規定枚数というのがないので、物語のサイズを自由に決めることができました。
それと同じくらいに、長くもなく、短くもなく、自然に、ここで終わるのが一番綺麗だな、むしろここで終わるしかない、というところで物語が閉じます。
（わたしが終わりを決めるというより、物語自身が終わりを決めていると言ったほうが良いのかもです。）

商業作品というのは、売れ行きで続きが出せるかどうか決まります。つまり、作者だけでは物語がいつ終わるのか決めることができないのです。
そのため、こんなふうに予定していた通りに終わらせられるのは、ものすごく幸運なことなので、本当に感謝しかありません…！
ここまで続けられたのは読者のみなさんがシリーズを応援してくださったからです。
本当に、本当にありがとうございました！

最終巻、理花とそらがどのような選択をするのか。
最後まで見守っていただけたらと思います！