【紹介】プロ用レシピの応用
はじめに
以前以下のような記事を書いた。
記事上でプロのレシピは再現できないと書いたが、参考にすることはできる。
レシピ通りに作ることは叶わないが、合いそうな素材の組み合わせは再現できる。
日々の家庭の料理でも、料理可能で楽なようにレシピを翻訳して、サンドウィッチ2種を作ってみた。
改善点ももちろんあるが、美味しくできたので、ここに紹介する。
作る
参考図書
さて、作るのは柴田書店出版の「新・サンドウィッチベーカリーとサンドウィッチ専門店のスペシャルなレシピ」から2種類だ。
前述の通りレシピ通りには作らない。
プロ用レシピのため、パンは専門店で買えという指示が一番最初に書いてある。日々の食事のために日本橋に行ったり、日帰りで大阪旅行には行きたくはない。
近所のスーパーの一番安い食パンを買う。108円。
レシピを眺めて、再現できそうなものを探した。
一つは塩レモンサラダチキンとニンジンのエペと卵のサンドだ。
材料も手ごろで調理の手間がかからない。ただ風味付けのハーブソルトの詳細が分からなかったため、クレイジーソルトで代用した。
もう一つは黒豆とクリームチーズ、いちごとリンゴのコンポートのサンドウィッチだ。
いちごとリンゴのコンポートは無視することにした。調理が面倒だから。いちごジャムで代用した。妥協は日常の料理の友だ。
それに、コンポートを作るのなら、食パンに挟むのではなくアイスクリームと一緒に食べたい。
ちなみに、筆者は2種とも本当のレシピのサンドウィッチを食べたことはない。
なので正解が分からない。これは良い点だ。
正解と知っているとどうしてもプロのものと比較してしまうし、先に偽物を食べておけば、いつか本物を食べるときにより、感動するだろう。
材料
材料と分量について書く。
適当なので、あまりあてにしないでほしい。雰囲気として、受け取ってほしい。
塩レモンシーチキンとニンジンのエペと卵のサンド(8枚切りを4枚使用)
・食パン八枚切り4枚
・卵3個
・にんじん半分(余った、1/3でいいかもしれない)
・シーチキン2缶(後述するが、パウチのサラダチキンの方がいいかもしれない)
・マヨネーズ 適量(大さじ3くらい)
・レモン果汁適量
・クレイジーソルト適量(ひとつまみくらい)
・砂糖適量(小さじ1くらい)
・マスタード適量(パンに塗るくらい)
・オリーブオイル適量(大さじ1くらい)
金時豆とクリームチーズ、いちごジャムのサンドウィッチ(8枚切りを4枚使用)
・食パン八枚切り4枚
・キリのクリームチーズ2個
・金時豆もしくは、黒豆1袋(確か120g)
・いちごジャム適量(ジャムは香りが強いので、少なめの方がいいかも)
・粉チーズ適量(キリがあっさりしているのでチーズのコクと塩味がほしいので、多めに)
・レモン果汁適量
調理する
このレシピはかなり簡単だ。
基本的に材料を個別に混ぜて最後に食パンで挟むだけだ。慣れれば、30分もかからないだろう。
なお、二つのサンドウィッチの調理過程を並行して書く。平行作業は料理の基本だからだ
ゆで卵を作る。小鍋に湯を沸かして、卵を入れる。
10分のタイマーをかける。レシピだと半熟だったが、サンドウィッチの後ろから卵のペーストがはみ出るのが嫌だったので、固ゆでにした。
ちなみに、筆者は料理はもちろん好きだが、10年以上しているので、面倒事を極力なくしたい動きをする。決して文句を言っているわけではない。
料理は根本的に面倒事の集まりだからだ。
卵が茹るまで、他の具材の準備をする。
ニンジンは半分に切って皮をむく。
スライサーを使ってニンジンを千切りにする。千切りをする手間より、スライサーを洗う方が楽だからだ。
千切りにしたにんじんをボウルに入れて、オリーブオイル、レモン果汁、クレイジーソルトを入れて和える。
ここで、レシピを見直すと、和えてから味を染みさせるために、一日置くようにという指示があった。見なかったことにした。
シーチキンのブルタブを開けて、油分を切り、レモン果汁とクレイジーソルトで和える。
金時豆とクリームチーズを混ぜる。粉チーズとレモン果汁を入れる。
あまり混ぜすぎると両方の素材の味がぼやけるので、塊が残る程度にする。
ゆで上がった卵の殻を剥いて、卵スライサーでみじん切りにする。
粗熱を取ったあとに、マヨネーズ、砂糖、クレイジーソルトを入れてから、和える。
具材の準備はすべてできた。
後はパンに挟むだけだ。サンドウィッチ作りの楽しい瞬間だ。準備した具材を自分が満足するまで盛る。
自分でサンドイッチを作れば、具材が少なくて嘆くことはない。
基本的に自宅でサンドイッチの具を作ると、多く作りすぎる。大体余る。ニンジンのエペは夕飯の小鉢にした。
次は、金時豆とクリームチーズ、いちごジャムのサンドイッチだ。
後は、サンドイッチをサランラップに包んで、一晩おく。この工程は、カットの際に綺麗に見せるためにした。普段ならそのまま食べてしまっても良い。
できた、たべる
レモン風味のシーチキン、ニンジンのエペ、卵のサンドイッチだが、まあまあ美味しい。
卵のコクとにんじんのエペの酸味が合う。シーチキンだが、油を搾りすぎたので、すこしパサついてしまった。
普通に市販のサラダチキンを使った方が美味しくできるだろう。
あとは卵のペースト単品で味を作ってしまったため、すこし主張が薄い、他の具材の酸味が強いため、もう少し砂糖を入れてマイルドにした方が、美味しい。
金時豆とクリームチーズ、いちごジャムのサンドイッチは割と成功した。
金時豆とクリームチーズの優しい甘さといちごジャムのはっきりとした風味が合う。
塩味と香りづけの粉チーズがアクセントになっていて、美味しい。
ただ、金時豆の独特の豆臭さが目立ったため、普通に黒豆で作った方が味が穏やかになると思う。
まとめ
どちらもお腹にたまるサンドウィッチだったため、2日に分けて食べきった。
コーヒー豆を切らしていたので、日東のティーパックを使って甘くないミルクティーを淹れた。紅茶とは、もちろん合う。
このレシピのメリットはすぐに腐るような食材を使っていないことだ。一人暮らしの料理は味も重要だが、食材を腐らせずに使い切ることが一番難しい。
その意味では、このレシピは改良は必要だが、日常の使用に耐えうるレシピだと感じた。
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