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きれいに着地するって難しいねという話。

これは フェンリル デザインとテクノロジー Advent Calendar 2020 11日目の記事です。

さて、何を書こうか

正直に告白しよう。実は投稿しているこの記事は、投稿する今の今まで仕事にも心に余裕がなく1文字も書けていなかった

すったもんだあって今年もアドベントカレンダーの運営に関わったこともあり、11日目にエントリーしたから書かねば!という気持ちだけでさっきnoteを開いてみたところだ。

普段のnoteは、モヤモヤと書きたい気持ちを箇条書きにしたメモから長いときには1ヶ月ぐらいかけて書き上げるのだが、今回は全くのゼロからスタートする。
オチを考えずに書き進むことをしたことが少ないので、新しい経験の一つとして、自分の中で実況中継を楽しむような気持ちで書き上がればいいなと思いはじめた。

さて、何を書こうか。
アドベントカレンダーといえば12月の特有のものだ。もしかしたら、12月だからという題材でなにか書けるかもしれない。思いつくまま気の向くまま、この1年の振り返りでもしてみようか。

すでに定時まであと1時間を切っている状況で、はてさて書き上がりはどうなるのか。私にもゴールはわからない。

そんな記事でもいいよ、という方はどうぞ。このまま読み進めていただければ幸いだ。

雑談がないというコミュニケーション課題

2020年は激動の1年であったと言っても過言ではないだろう。新型コロナウイルスの猛威により世界が大きく変化し、新しい「デザインとテクノロジー」へシフトしていかないと仕事はおろか生活もままならない状況に陥った。

フェンリルはもともと多拠点のためオンラインミーティングが日常だったこと、VPN導入などを推進している時期が重なっていたことが幸いして、新しい生活様式と呼ばれるものにはかなり柔軟に対応している企業のうちの一つだと思う。

いろいろな決定に対してのスピード感も素晴らしかった。特にリモートワークが当たり前になり始めてすぐ、一時金として支給された5万円は本当にありがたく、自宅のインフラ環境を整えるのに大活躍してくれてた。

https://www.wantedly.com/companies/fenrir/post_articles/231475

一方で、コミュニケーションや雑談といった課題が社内では問題になっていた。私自身の2020年は、例年までのようにクライアント案件は行わず、社内業務が中心となったため、いかに円滑にコミュニケーションをさせるか、人と人をどのように結べばよいかといったことに取り組み、模索し、発信した1年だったように思う。

雑談は人となりを知るという手段としてとても有効だと思う。しかし雑談というのはオンラインだと本当に難しい。自然発生的にトークが始まることがなく、ちょっとしゃべりますか、というところでミーティングを予約しトークする部屋をGoogle MeetsなりSlackなりで用意する必要がある。さらに近くでしゃべっている人で気になる話があったら突発的に混ざるなんてことは一切できない。私とあなたと誰かれさんとが一緒にしゃべりますよ、この時間は○○について話しましょうね、という同意を前提にしたやり取りになる。

自己紹介シートと7ルール

Designer’s Weekというデザイン部門全体でお祭りみたいなのをやった中で、雑談のタネとしてすごくいいなと思った社内の取り組みがあった。
ランチタイムにRemoを使って6人1チームでご飯を食べながらしゃべるという中で、「自己紹介シート」「7ルール」の2つを使っていたことだ。

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※実際に使った自己紹介シートと7ルールの画像

自己紹介シートには写真と簡単なプロフィール、影響をうけた事柄と趣味を書く欄があり、同じ趣味だと知ったり気になるキーワードで話が広がる。この日はチームにスターバックス好きな人がいて建築も含め店舗に行くのが好きという話に対し、私も無類のスターバックス好きのため意気投合!新しくできた国立のサイニングストアの話をして盛り上がった。こういったちょっとした情報が話の取っ掛かりとしてすごく機能していたと思う。

7ルールも、あえて枕に”シゴト”と銘打っているとおり、自分がシゴトをする上で大事にしてることがわかるものになっている。言葉は違えど同じ思想から発生していると話が盛り上げるなという印象があった。あと、他の人のルールを聞いていたら自分が書いたもの以外にも「あ、これは入れておけばよかった!」と思うルールも出てきたりと新たな発見がある。

貼ってある7ルールにプラスして「準備段取り8割」という、昔の上司が口をすっぱくして言っていた言葉も入れたいなぁと、これを書いている今も思っている。

それと単純に、この2つのシートはシンプルなデザインながらも色使いやあしらいが上手いから、うちの部門の取り組み素敵でしょ?と自慢したいところも多分にある。デザイン部門だけでなくできれば全社に取り入れられたらなと夢をふくらませてみている。

さいごに

さて、ここまで約1時間。勢いで書き進んできたが、自分でも雑談に関して書き通すとは予想していなかった。

何も考えずに書くとオチや着地点を見失うということは今回のことでよくわかったので、自分のルールの一つである「準備段取り8割」をもう一度心にきざみつけないとと気持ちを新たにした。

きれいに締めるのが難しいところではあるが(苦笑)、この記事を書いていて思ったことは私は雑談がしたいというよりきっと人と一緒に楽しくシゴトをしたいという心持ちなんだなろう。

来年のアドベントカレンダーには「今年1年も楽しい人とつながり、楽しいシゴトができました」と書いて、きれいに着地したいものだ。

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