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0125:非正規問題再度

 先日も非正規問題に少し言及したところだが、あらためて。うちの役所の非正規職員で十年来の付き合いの人が、長年在席した職場を離れることになった。詳しい事情は書けないが、本人にとって本意ではなく、雇用の不安定さが露呈した感じだ。4月からどのような道に進むことになるのか、今は見えていない。

 たまたま今日のクローズアップ現代が、職業訓練の話で、観入った。

 非正規でスキルが身につかず、というような表現があったが、それは職に依るのだろう。うちの役所でも、上述の彼女のポストのように正規職員の穴埋めとして対等の事務分掌を持ちスキルを磨くことのできる部署もあれば、単純労務が中心で再就職に有利なスキルが身につくとは言えない部署もある。ただ、役所の正規職員が手厚い研修制度や広汎な職場を回る人事異動ルールなどのお陰で、様々なスキルが身につくのは、間違いなく非正規との差だ。もちろん、それを活かせるかどうかは個人の資質にも依る。

 私は二十数年間、正規雇用で生計の安定を得ると共に、事務能力や物事の整理の視点、外部との交渉など一定のスキルも身につけてきた。定年までまだ何年もこの立場にいることもできた。しかし、「公務員の終わり方」で書いてきたような経緯で、その立場を手放すことを決めた。収入は激減する。家業からの個人収入は役所の非正規程度が精一杯だ。その代わりに、やりたいことをやる時間が得られる。家族のことを考えれば、「やりたいこと」ことが収入に結びつくように、自分のスキルを生かす戦略と戦術を考えなければな。

 本日のヘッダ画像は東京都港区・虎ノ門ヒルズのトラのもん、前回は縦型写真だったので頭のどアップになったけれど、今度は全身が入るかな(同僚の背中が映ってる)。

■本日摂取したオタク成分
『極主夫道』第9話、最終回に向けての盛り上がり。『無職転生』第3話、定番設定の中でのキャラ同士の絡み方に魅力がある。『ゲキドル!』第4話、ここに来て百合要素炸裂。エンディングの性的ニュアンスが目立っていたけれど、そういうコンセプトだったのだね。最近流行の百合SFとやら(詳しくは知らない)の一角なのかしらん。『回復術士のやり直し』第2話、少し前に長男(成人)に「第一話面白かったよ」といったところ、困惑の反応とともに原作の素性を聞かされる。そうかあ。第1話を一緒に観ていた中学生の三男に、だいぶアレな内容らしいよと告げると、「第二話がエグいらしいので、一緒に観るのはどうかなあ、と思ってた」とのこと。先にしっかり情報収集してるのね。というわけで第二話は1人で恐る恐る視聴。前半(これくらいなら別に)と思ってたけど、後半確かにアレだ。どうりでタイトルに「TV放送ver.」とか不審な文言がついてると思った。他に「やり直しver.」と「完全≪回復≫ver.」があるらしい。台詞が途切れたり場面が長回しだったりするのは、そういうことだな。いっそ放送版は観るのを止めて後日完全回復verを観るか、と思ったけど、やっぱり放送版も観ることにする。『聖痕のクエイサー』の放送版が芸術的な修正が見どころのひとつで、無修正版はむしろ興を削がれたのを思い出したから。見比べたくなるのがオタクの性よ。

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