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十代の頃からアラカンの今に至るまで続いている趣味・小説創作。noteでエンターテインメント公務員小説「やくみん!お役所民族誌」執筆を開始したのを機に、そのドラフトやアイディアメモ…
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#消費者庁

0795:霊感商法対策は自治体へ事務委任されるのか?

0795:霊感商法対策は自治体へ事務委任されるのか?

気がつけば霊感商法対策関連法案である「法人等による寄附の不当な勧誘の防止等に関する法律案」は消費者契約法改正法案とともに消費者庁所管なんだな。消費者契約法を寄付にも準用するような法案だからなのだろう。

気になるのは、具体的な事務を誰がやるのか、だ。消費者契約法は民事ルールだから行政事務は規定されていないが、新法法案には内閣総理大臣の勧告命令権と報告徴収権がある。もちろん内閣府が直接事務をやる筈も

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0701:第1回霊感商法等の悪質商法への対策検討会

0701:第1回霊感商法等の悪質商法への対策検討会

河野消費者担当大臣肝いりで標記検討会が始まった。お盆前の電撃発表で「盆明けには立ち上げたい」と言っているのを聞いて、消費者庁の担当さんはお盆休みはなくなったな……と思ったものだ。

その第1回会合が、本日youtubeでライブ公開された。動画ログは現時点では見られない。ただ座長の河上正二氏が「議事録は速やかに公表する」といっていたので、いずれ消費者庁HPに載るだろう。消費者庁の担当さん、またもや大

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0475:成年年齢引き下げ

0475:成年年齢引き下げ

 今年4月1日、改正民法第4条の施行により、いよいよ成年年齢が20歳から18歳に引き下げられる。

 なぜ「人が成人する年齢」を法律で定めるのか。それは、未成年者を制限行為能力者と位置づけ、強力な法的保護を付与するためだ。今回の成年年齢引き下げにより、これまで保護されていた18-19歳の保護が外れることから、この世代が今後マルチ商法や悪質商法の狩り場となることが懸念されてきた。このことは過去記事で

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0266:やくみん覚え書き/PIO-NETとニセ科学ビリーバー

0266:やくみん覚え書き/PIO-NETとニセ科学ビリーバー

 ウイルスや細菌を除去し、免疫力をアップさせると謳う24万円のマイナスイオン発生器。その広告に根拠がなかったとして、今日、消費者庁が行政処分を行った。

 報道はこれから増えていくだろう、ひとまず一例。

 上の報道では、この商品についての苦情や問い合わせが全国の消費生活センターに24件寄せられているとされている。全国で24件。少ないと思う人も多いだろう。確かに件数としては少ない。でもこれには背景

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