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クリエイティブ整理・収納術(Tsun著)

自分のための備忘録&ライティングの実践として、この本から学べたことなどをつらつらと書いていく第一弾です。

以下の構成でお伝えします。

本を手に取ったきっかけ

2022年8月現在、我が家は夫婦ふたり(共働き)で暮らしていますが、なにぶん今の部屋は狭い。物が少なめとはいえ、床面積で、40㎡弱です。

「もう少し広い部屋にしようか。日当たりも微妙だし。」

半年ほど前から引っ越し先の物件を漁る日々ですが、良い物件はでてきません。2階以上、日当たり、最寄駅からのアクセス、水回り、収納、家賃、、、

そんなとき目にしたのが、中古マンションリノベ。
いい部屋がないなら作ればいいじゃない。そんな声が聞こえてきました。

そして、ふと思いつきました。
実際に使えるスキームなのか微妙ですが、法人で中古マンションを購入し、それを自分自身に賃貸することで会社からは家賃補助を受けられるのでは?と。

中古マンション購入時には間違いなくローンを組むと思いますので、その月々の支払いに会社からの家賃補助が受けられればかなり美味しいですよね。

住みながら部屋をリノベしていく、家を育てていく。
将来は売却を前提にしつつ、少なくともトントンで売却できちゃったりしたら儲けもんです。
将来売却が頭の片隅にあれば、意識的に部屋も綺麗に使うと思いますし、リノベの経験は後の不動産事業の経営にも存分に活かせるはずです。

…なんていう妄想を膨らませながら、中古マンションリノベの実践者であるTsunさんの本著を手に取りました。

ちなみに、Tsunさんのことはブログ経由で知りまして本著にかかれていることの一部はブログ記事としても読むことができます。


こんな人におすすめ

  • 今の部屋に不満がある人

  • 収納家具はあるけど使いこなせていない人

  • かんたん収納DIYに興味がある人

  • などなど・・・

本を手に取ったきっかけの、マンションリノベに関する記述はほぼなかったので当初の目的は果たせられませんでしたが、中古物件を購入するにしても、賃貸物件を借りるにしても、学校や家族から教えてもらえなかった部屋作りの基本を学べる内容でした。


学び・感動・共感

快適な空間づくりのステップ

・問題点を洗い出す
・自分にとっての快適を見つける
・最適なモノの量を見極め、整理し、適切に収納する
・部屋の印象を大きく左右する色と家具サイズや配置を整える

クリエイティブ整理・収納術

みんな同じ問題点を持っているわけではなく、自分自身のどういう状態や行動が快適と感じたり幸せと感じるのかを見つめるのが非常に重要であると語られています。

部屋づくりは自己との対話。そう感じました。
人間は自分のことを分かっているようで分かっていない、そんな生き物です。
では、どうすれば、自分を知ることができるのか。具体的な手法が語られています。

お部屋の写真を撮ろう

人間はどうしたって主観的にものをみてしまいます。これは仕方のないことだと思います。
客観的に捉えるために写真をとってみましょう。改善前の状態を残しておくというのも自身のモチベーションを維持するために大きな役割を果たしますが、現状を把握して課題を見つけるのに手っ取り早いです。

これは部屋づくりの話だけではなく、ビジネスの上でも、自分自身の音声や動画を録画して振り返ることで自分自身の見え方を客観的にみる優れた方法です。

普段見慣れてしまったリビング、ベッドルーム、クローゼット、いろんな角度から撮ってみました。
写真にしてしまうと、散らかった状態が浮き彫りになり、少しばかしショックでしたが、前に進むために必要なことだと、自分自身を見つめると思ってやってみるのをおすすめします。

整理・整頓・収納・片付けの定義

整理 = 不要なモノを取り除くこと
整頓 = モノをただし位置に置くこと
収納 = 家具やケースに入れてしまっておくこと
片付け= 元の位置に戻すこと

クリエイティブ整理・収納術

これ、意識して使い分けている人どれくらいいるでしょう?
少なくともわたしはごちゃごちゃでしたが、これにはハッとさせられました。
やるべきことが明確になれば作業が捗ります。子どもへの教育もそうです。
整理してほしいのか、片付けてほしいのか、きちんと伝えてあげるのが親として必要なことなんじゃないかと思いました。

そして、これらの定義された動作には望ましい手順があると筆者は語ります。

1 モノの量を見直す
2 収納場所を決める
3 収納方法を決める
4 必要であれば収納グッズを買う

クリエイティブ整理・収納術

モノの量は極端に少なければいいのではなく、個人が管理できる量を超えないように調整してあげるのが重要であると語ります。もちろん、個人が管理できる量というのは千差万別です。
管理というのは、探さなくてもどこにあるのか理解できており、数秒で見つけ出せる領域です。部屋の中で探しものをする虚しさよ。あるはずのものはなく、ないはずのものがある。そういった状況は管理ができていないということになりますね。

また、面白い調査結果も紹介されていました。
収納率(収納率=収納面積/延床面積)ごとの住宅調査結果では14%以上になると満足度が高止まりするそうです。つまり、収納が多くても満足度が上がるわけではないと。
人間の習性として、収納が多ければ多いほどモノが増えてしまうようで、何かものをいれていないともったいない精神があるのでしょう。両親の住む実家の収納の様子はまさにそれでした。新築当初はゆとりのある倉庫と蔵だったんですが、たった数年で人ひとりがなんとか通れるくらいの通路を残して床から天井までパンパンになってしまっていました。壁にはもともとなかったスチールラックが鎮座し、天井まで積み上げられたんですね。

整理を始めれば、賞味期限が2年切れたポテチやお酒がでてきたり、悲惨な状況です。これじゃあかん。自宅ではこうならないよう反面教師にしようと思っています。

快適な暮らしはコンセプト設計から

ラグジュアリーホテルの内装、ほんとに美しいですよね。洗練されたコンセプト設計の賜物だと思います。

コンセプト設計が整っていないと、なんとなく足を運んだ家具屋さんでその家具屋さんの雰囲気の家具を購入して、家に帰って配置してみるとなんとも言えない違和感と統一感の無さ。経験あります。

コンセプト設計の方針はいたってシンプルと筆者は語ります。

お部屋づくりにおけるコンセプトとは「どう暮らしたいか」「どう過ごしたいか」を明確に決めることを指します。

クリエイティブ整理・収納術

明確に決めるというのが難しいと感じるかもしれませんが、自分が家で何をしているときが一番幸せなのか、または今はできていないけど自分が家でなにをしたいのかを紙に書き出してみることからスタートしてみればいいんだと思います。

例えば私だったら、

  • 朝は6時に起きてコーヒーを飲みながら優雅に本を読んだり資格の勉強をしたい

  • 夜は23時にまでにベッドに入り、リラックスアロマをたいて眠りにつきたい

  • 極力家事は自動化して自分の時間を有効に使いたい

  • 夜風が心地よい日は風呂上がりにベランダのチェアに腰掛けて、その日一日を振り返りたい

こうやって書き出してみて、コンセプトを考えてみましょう。
現状とのギャップがあるはずです。それが改善すべき課題であり、明確になりました。
As isとTo be、そして、それらのGapというビジネスでも頻繁に活用される課題の認識と解決方法と努力の方向性が見えてきます。

他にも本著には具体的な収納術や家具配置や照明の重要性が語られていました。

終わりに

自分のための備忘録とはいえ、こうやって文章を書くことの難しさを再認識しました。

これまでたくさんの本を読んではメルカリに出品してきましたが、本をただ読んで終わりだったんですよね。
正直、本を読むことが目的になっていて、ただ読破することに満足感を感じていただけ。あの本には何が書いてあって、なにが学べたんだっけと、振り返ることもできない状態で、本来あるべき本からの学びが活かせていないなと反省しています。

初めての試みで、きっと後から見直したときには「なんてひどい文章なんだ。これじゃ本著のいいところを100分の1も伝えられていないじゃないか」とため息をついてしまうんでしょうねw

恥ずかしいので、これにて筆を置きます。

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