日記 PERFECT DAYS観てきたよ

・ここ最近ずっと体調が悪い。具体的にどう悪いかと聞かれると難しいのだが、心身の体力が少ない、すぐ疲れる、すぐ憂鬱になる、すぐ泣きたくなる、すぐ気持ちが悪くなる、すぐ眩暈がする、など。書いてみたら色々出てきた。
統失の診断がおりる1年前くらいから、異常に目が回りやすくなった。
坂道を下るだけで酔ったりする。
統失の症状に「眩暈」もあるらしいとインターネットで知り、多分そのせいだろうと決めつけているけど、実際のところよく分からない。
よく分からないけど、心療内科以外なんの病院も行っていない。精神病持っている人って、内科に行くべき病気にかかった時、早期発見できなそうだな。


・映画「PERFECT DAYS」を観に、近所のミニシアターに行ってきた。
役所広司が演じるトイレ掃除の仕事をしている中高年のおじさんのなんでもない毎日が静かに流れる映画。
朝、近所の人が落ち葉を掃く音で目を覚まし、家で育ててる植物に水をやり、仕事を丁寧にし、胸ポケットに入れた小さいフィルムカメラで公園の木漏れ日の写真を撮り、銭湯で体を洗い、居酒屋で少し酒を飲み、古本屋で100円で買った文庫本を読み、寝る。
その繰り返しだが、木漏れ日が一瞬たりとも全く同じではないのと同じように、少しづつ変化がある日々。
その日々を、主人公はひたすらに慈しんでいる。

この映画自体は好きだったけど、この作品とキャッチコピー「こんなふうに生きていけたら」を素晴らしいと思う人には欺瞞性を感じるな~と思った。
結局誰だって、かけがえのない何者になりたがってる。実際にトイレ掃除の仕事をしようと思ったら多分そんなに努力しなくてもなれるし、ボロイアパートに住むのも、植物を育てるのも、100円の文庫本を買って読むのも、誰にだって出来る。
でも殆どの人はやらないし、そうせざる得なくなったら満足出来ない。
きっとSNSでも始めて、撮った木漏れ日の写真を投稿して、少しでもイイネを稼ごうとすると思う。
「こんなふうに生きていけたら」というより「こんなふうに生きたいと思えたら」が正しい気がする。

でもこんな斜に構えたことを言っている時点で何番煎じだよって感じだ。
きっとnoteでこの作品を検索したら、こういう意見を何百と見られると思う。私も、それら書いている人たちも、何者にもならなくて良いとも思えないし、何者にもなれない。
でも映画自体は好きだったのは本当です。起承転結が激しいと疲れちゃうけど、この作品は心地よかった。働いている人の話だったけど、無職こそこういう「足るを知る」おじさんを目指すべきだ。


ルーツ 自分がツインテ少女だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?