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日記 薬膳鍋

・友人2人と姉の4人で表参道まで行って薬膳鍋を食べた。
友人が午前中用事があったのもあって、店に着いたのは2時半くらいになったが、それでも結構並んでいて、30分くらい待つことになった。
食べた感想としては、薬膳鍋、別にまずくはないけどこの値段の割に美味しくはないな、という感じだ。
「これは健康に良いです!」という店と客の意識によって存在している料理だなと思った。
これは人にもよるだろうけど、少しオーバーに体に悪かったり良かったりしたら、人はそれを美味しさと勘違いするかもしれないと思った。
人間、「これは健康に良い!」とか「これは体に悪そう!」という食べ物にかなり弱い気がする。
罪悪感と向上心は対極にあるけど、食べ物の意識としてはどっちも美味しく思わせている。人間の矛盾だなとか思った。

一人で来ているお客さんもいて、「みんな、健康になれよ」と心の中でエールを送った。
でも(別に気分を害したわけでは全くないのだけど)店員さんがみんなやたらネイルが派手で驚いた。
この表参道という働くところが沢山あるであろう場所であえて薬膳鍋屋で働いているのに、意識はギャルって、そんなことある?
ギャルと薬膳鍋って対極にあるのでは?
ギャルと戦闘とかギャルと筋トレとか、ギャルは様々なテーマの作品で扱われているけど、ギャルと薬膳鍋はまだ無いのでは?と思った。(その後Googleで調べてみたけど見つからなかった。)


・その後そのまま4人でバスケをしに体育館に行った。
別の少人数のグループで来ていた人たちがいて、少し話したら打ち解けて一緒にバスケをすることになった。
特に25歳の女性のmさんと仲良くなってLINEまで交換した。
小さな声で面白い事言うタイプの人で、喋り方とか雰囲気も静かで冷ややかな感じ。自己紹介の段階で「あ、絶対私この人好きだ」と思った。(友人になりたいという意味で)
繊細で綺麗な眼鏡をかけていて、飾りっ気のない髪型。心地よい話す速度と聞き取りやすい低めの声。すごく肌が白くて背が低い。18歳と言われても納得するし、35歳と言われても納得するような人だった。
その人も小説が好きで広く読んでいるらしい。その体育館にはよく来ているらしく、夜、「今日は楽しかった」とLINEをくれたので「また会ったら本の話をもっとしましょう」と返事をした。
その人と仲良くなれたことの嬉しさの余韻が日記を書いている今でもある。本当にタイプな人だった…。

私は電車の中とかそこら辺の道端とかで年齢問わず仲良くなってLINE交換したり一緒に遊びに行ったりすることが割とよくある。昔の職場の人と今でも連絡取りあったりもする。
自分で言うのもなんだけど、コミュ力無職だ。(きっと沢山人を不快な気持ちにさせているのだろうけど)
いつも外を歩くときはキリンジの「グッデイ・グッバイ」がテーマソングだ。

グッデイ 誰か、さあ僕と
グッバイ 話さないか
(略)
グッデイ 見知らぬ人なら
グッバイ 誰でもいいのさ
ねえ、おしゃべりを いいだろう?

グッデイ・グッバイ キリンジ

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