見出し画像

#108 すぐに確かめられる世界だからこそ、余白に価値が出てくる

※音声版は以下からご視聴いただけます!


普段、子ども・若者とかかわるユースワーカーという仕事をしながら、5歳と2歳の子どもの子育てもしている私が、仕事や日常での気づきについて発信するチャンネルです。

さて今日は、「すぐに確かめられる世界だからこそ、余白に価値が出てくる」というテーマでお届けしていきます。


◯こどもちゃれんじで先取りをさらに先取り!

昨日は、9月貴重な休みでした。その後、9月末にかけて怒涛の7連勤でございます。

最近はなぜか1年前倒しで届くBenesseさんの子どもチャレンジですが、ついに小学1年生準備というものが始まりました。先取り企画をさらに先取りするという荒業でございます。

最近5歳息子がハマっているのは、もっぱら目覚まし時計でして、自分でアラームを設定して、いっちょまえにやっておられます。

朝起きるアラームはもちろん、Youtubeの時間制限に使ったりしていて、何も言わずとも自分から「あ、これに使えるな!」っていうのを閃いて活用しようとするのがほんとにすごいスキルだな〜と思っているこの頃です。

○「おてがみだしたいんだよねー」

そんな5歳息子ですが、昨日は急に「お手紙だしたいんだよねー」と一言。文字書く練習もしているし、書けそうだし出せそうだなーと思ったので、「いいんじゃない?やろう〜」という話になりました。

なんでも、先週の祝日が敬老の日ってことで、祖父母に孫の写真を届けるという計らいを保育園が毎年企画してくれていて、ポストに投函しに行ったみたいです。それを最近やったので、自分でもやってみたい!って思ったんだと思います。

「まず何からしよっか?」という話になり、ひとまずお手紙書いてつくったら?という話をしました。妻が封筒を持っていたので、ここに折ってもいいから入れられる大きさの紙に書いて〜とリクエストしたら、そそくさと書きに行ってました。

しばらくすると、こっちにきて「なにでかくのがいいと思う?」との質問が。なんでも、クレヨンなのか、ボールペンなのか、鉛筆なのかで迷っていたようなので、「どれでも好きなやつで書きなはれ〜」というと、またそそくさと戻って作業していました。

ものの数分すると、「できた!」と言って見せにきたので見てみると、そこにはクレヨンで描かれた青と赤のこいのぼり🎏の絵が描いてありました。

てっきり文字を書くのかと思っていたので意外でしたが、本人のご希望なので、それを封筒に入れて、封筒の裏に息子が名前を書きまして。

仕上げに僕が実家の両親宛に届くよう、お気に入りのボールペンで時間をかけて宛名書きをしました。調べてみると、土曜日は閉まっている郵便局が多いので、近くのコンビニまで行って、100円握りしめた息子が「84円きってください!」と一言。

カウンターで出してきてもらって、その場で貼らせてもらい準備完了!

郵便ポストが近くにあるので、そこにてくてく近づいて、無事に投函!
ポストの側面部分を見ながら、「ここから開けて出すの?」など観察してました。

○答え合わせが簡単になった世界戦における、答えが出ないことの価値

帰宅後も「もうゆうびんしゃきたかな?まだかな?」と楽しそうにそわそわしていました。

時代は便利になったので、それこそこいのぼりの絵は写真で送っちゃえばいいはずですよね。でもあえて時間をかける方を体験してみれたのはよかったのかな〜って思います。

届くまでの時間を楽しんだり、届けてくれる人に対する感謝が生まれたり、受け取った両親からの「反応」が届いたりする。

郵便に「既読」サービスはないですし、ちゃんと届くかな?届いてどんな反応が来るかな?という、ちょっとそわそわする時間を少しの間、持ちながら日常を過ごすっていいなって思います。

余白とも言えるその時間があるからこそ、届いた報告や相手からの反応が嬉しく感じるのだと思います。

すぐに何かを確かめられる世の中ですし、その世界戦に慣れすぎてついついそれを求めるようになっているなーと思います。

当たり前だけど、すぐに答え合わせができないことも人生にはたくさんあって、それこそ人生の分岐点における決断はその象徴だったりします。

不安でもありますが、実は人生のスパイスになったりもします。

そういう余白の時間、気持ちも楽しもうとできる、そんな日々を送りたいな〜と、改めてそんなことを考えさせてくれる時間になりました。

そんなわけで今日は、「すぐに確かめられる世界だからこそ、余白に価値が出てくる」というテーマでお届けしました。


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
すてきな1日をお過ごしください!

では、また次回お会いしましょう!

stand.fmでも発信中です!👇


おいしいお酒を飲んで、ニヤニヤしながらまた今日も生きていきたいです!