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#65 想像する力が頭のよさを決める

※音声版は以下からご視聴いただけます!

普段、子ども・若者とかかわるユースワーカーという仕事をしながら、5歳と2歳の子どもの子育てもしている私が、仕事や日常での気づきについて発信するチャンネルです。

さて今日は、「想像力が頭のよさだよね」というテーマです。一緒に働いているスタッフさんとの会話から生まれた気づきです。

◯演劇とのつながり

毎日変わるがわるで、多いときには150人ぐらいの若者が訪れます。年代も小学生から大人までたくさんやってきます。正規職員の他に大学生のアルバイトもいますが、主婦の方にパートとして働いてもらったりもしています。

昨日はたまたま、ヨガや演劇などで活動されている方とご一緒していて、子ども向けの演劇ワークショップをこの前やったんだよね〜っていう話を聞いていました。

演劇って自分にとっては無縁だったのですが、演出家の鴻上尚史(こうかみ しょうじ)さんの著書を読む機会があって、演出家として作品を作りながら、同時に自律的な演者さんを育てていく姿勢がとても印象的でした。

「自分で考えて、自分で判断し、行動する。」主体性を引き出しながら、人の成長を作品のクオリティーにつなげていく思想が、人の成長を通して事業を育てていく。という自分の考えとの重なりを感じたのです。

そんなこんなで、興味深く話を聞いていたのですが、「演者って人になりきるんですよねー。それがめちゃくちゃ難しくもあり、おもしろさでもある。」と仰っていて、「ああ、なるほどな」と思いました。

○「シンパシーよりもエンパシー」

鴻上さんは著書の中でそのように表現されています。シンパシーは同情、エンパシーは相手の立場に立てる能力です。可哀想な主人公に可哀想だねと同情するのがシンパシー、主人公がなぜそんなにも悲しかったのかを理解するのがエンパシーだと解釈しています。

まさしく、エンパシーは「想像する力」だなーと思いました。
想像する力って、日常に置き換えてみると、ほんとに重要な能力だなーと思うんです。

自分にされて嫌なことは相手にするな。と言うゴールデンルールを幼少期にならいましたが、多様性が広がるこの時代、自分にとって嫌なことが相手にとって逆にいいことになる場合は多分にあるし、良かれと思っての自分の行動が相手にとっては逆効果となる場合もあります。

自分は自分、相手は相手。異なる感性だけれどもその相手の感覚や感性を理解した上で、相手に合わせることが重要で、多くのコミュ二ケーションエラーは、「相手に合わせているつもり」なだけで、相手の立場に立てていないことがほとんど。まさしく、想像力が欠如している例がほとんどです。

仕事をしていても、「この人仕事できる人だなー」とか「この人頭いいなー」って思うことってありますよね。自分の場合、そのほとんどがその人の「想像力」をベースにした言葉や行動のことを言っているなーって思います。

結局は、そういう評価って言うのは、自分がするものではなく周りの人たちがするものなので、自分として頑張ることは、相手の状況や考えを理解することを諦めず、その上での最善策を提案し続けることなんだろうな〜と思います。

結局、「愛って相手のことを考える思考の量」だよねって思います。

そんなわけで、今日は「想像する力が頭の良さ」というテーマでお届けしました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
すてきな1日をお過ごしください!

では、また次回お会いしましょう!

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