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#31 言葉には厳密でありたい

※音声版は以下からご視聴いただけます!

普段、子ども・若者とかかわるユースワーカーという仕事をしながら、5歳と2歳の子どもの子育てもしている私が、仕事や日常での気づきについて発信するチャンネルです。

さて今日は、「言葉には厳密でありたい」というテーマについてお届けしていきます。


今年の4月から、「週刊ユースワーク」というポッドキャスト番組を友だちと配信しているんです。

いつもは、2人で30分ぐらい(って言いながら、毎回楽しくなって延長して40分ぐらい)しゃべってるんですけど、先日、10回配信がんばったぞ!記念で、お一方ゲストを呼んで、番外編の配信をしました。

ゲストは、私のスタエフの先輩でもある「もんごー」という、教育の分野における気持ちの熱い男です。

よければyoutubeの配信の模様が公開されたので、そのリンク貼っておきます。

併せて、ゲストの「もんごー」のスタエフチャンネルのリンクも概要欄に貼っておきます。

◯「あなたは優しい子だね」から自己否定が始まる

その配信の中で、もんごーが「言葉には厳密でいたい」っていう話をしていまして、それには僕もほんとに大共感しかないんです。

子ども・若者にかかわる仕事をしている僕らみたいな人間は、その言葉やその言葉が伝わるニュアンスみたいなことをとても意識しています。

「あなたはやさしいね」という言葉によって、自己否定をはじめちゃう子どもがいます。

「やさしい」と言われたときは、その言葉がとてもうれしく感じる。でも、いつだって「やさしい」気持ちがその子の心に湧いてくるわけではない。

ときには、ヤキモキして友だちに文句を言いたくなったり、否定してしまいたくなったりすることだってあります。

そんなときに、「やさしくない自分はダメな人間だ」ということを思う子どもも実は少なくないんです。

「あなたはやさしいね」と子どもたちを褒めた気になっていても、大人がかけたその言葉によって苦しむ子どもたちがいるということです。

だからこそ、言葉の伝え方にこだわりたい、と僕は思っています。

例えば、僕ならこう伝えるかもしれません。

「いま、あなたの中にあるそのやさしい気持ちって素敵だね。常にそういう気持ちをもつことは僕にもできないけど、その気持ちをもつ回数が1回でも増やしていけるといいね」

いちいち長いですが、それぐらい意図を厳密に伝えたいと思っています。

今回で言うと、
「常にやさしいあなたが素敵」なのではなくて、
「そのやさしい気持ちをもてるあなたが素敵。さらに、今後それを少しでも積み重ねられる、そんなあなたになれたらさらに素敵」ってことを伝えたかったのです。

◯みなさんは、どんなこだわりをお持ちでしょうか?

これってきっと、僕たち教育にかかわる仕事以外でもある話だと思います。ビジネスシーンでチームでプロジェクトに取り組むときも、何か人にはたらきかけてリーダーシップを発揮するときも。

みなさんは、「相手への言葉の伝わり方」や「自分の伝え方」にどんなこだわりをお持ちですか?

よければコメント欄で教えていただけると嬉しいです。

というわけで、今日は、「言葉には厳密でありたい」というお話でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では、また次回お会いしましょう!

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