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スター・ウォーズ ゲーム研究本を出すために 第12回 2017年に生まれ消えていったブラウザゲーム・スマフォゲームたち 

【執筆者:畑史進 (ハタフミノブ)】

Twitter:https://x.com/hata_fuminobu

Instagram:https://www.instagram.com/fuminobu_hata/

今回は分割しようかまとめようか悩んでいて掲載が遅れタンゴ。

あまりにも消えたブラウザゲームが多すぎる!作ったのも多すぎる!

そして全て無いというのがおどろ木ももの木さんしょの木。

■『ローグ・ワン:ブーツオブグラウンド』 2017年

『ローグ・ワン:ブーツオブグラウンド』(rogue one: boots on the ground)は2017年2月にディズニーUKのサイト上で公開されたブラウザゲーム。開発はディズニーインタラクティブ。

『ローグ・ワン』の公開が2016年でこのゲームは公開後に公開された形となる。
サブタイトルにもなっている「ブーツオブグラウンド」(boots on the ground )というのは「地上戦」を意味する英熟語このとで、地上戦を題材にしている。
このゲームはすでに公開停止となっており、現在は有志が公式サイトからデータを引っこ抜いたのか、魚拓をとったのか別サイトで遊ぶことができる。この手のゲーム紹介系コラムで魚拓サイトから紹介するのはいかがなものかと眉をひそめるのかもしれないが、そもそもコンテンツを展開してからアナウンスもなしにしれっと消されると歴史の伝承という観点からさみしいところがある。

そもそも無料で遊べていたもので誰の利益も侵害しているとは思えないので勘弁してほしい。

Rogue One: Boots on the Ground | Play HTML5 Games (starwarsgamesonline.com)

ちなみに、こういったものは「タイトル名 Browser」と検索すると魚拓サイトが出てくるので、懐かしのあのブラウザゲームを遊びたい。となったら試してみると良い。

さて、ゲームの内容だが、キャシアン・アンドーがジン・アーソと出会った惑星ジェダでの戦いをテーマにしたポイントクリックで遊ぶRTS風のゲームとなっている。

キャシアン、K-2SOら3人のパーティメンバーを移動させたいところ、攻撃したい対象をクリックする。基本攻撃はブラスターだが、ユニット固有のアクションが用意されている。キャシアンは反乱軍のX-ウィングファイターに指示を出して地上めがけて一斉射撃、K-2SOはサーマル・デトネーターを投げるといったもの。
ゲームはミッションとサバイバルの2つのモードがあるのだけど、サバイバルでもミッションをこなしているので2つのモードでなにか大きな違いがあるとは思えなかった。

辛辣な話を書くとポイントクリックゲームなのでアクションで敵からの攻撃を回避すると言った戦略性はない。ズカズカと警戒心もなくターボレーザー砲台に向かっていくキャラクターは凄くシュールな絵面。やっとのことでターボレーザー砲を壊して一安心かと思いきや、マップスクロールで復活するという謎仕様。いやこれが帝国軍の資金力というべきか・・・

ゲームを進めるとジン・アーソやベイズ、チアルート・イムウェが開放されるのだけど、キャシアンはさておきベイズとチアルートが操作できるのはこれくらいなのかもしれない。(EAの『銀河の英雄』も出てるけど操作はしないしなぁ)

『ローグ・ワン:ブーツオブグラウンド』

ジャンル: ポイントクリックゲーム
対応機種: ブラウザ
開発元: ディズニーインタラクティブ
発売日:2017年

■『スター・ウォーズ:X-ウィングファイター』 2017年

『スター・ウォーズ:X-ウィングファイター』(Star Wars: X-wing Fighter)は2017年にディズニーUKの公式サイトで公開されたブラウザゲーム。内容は『エピソード7/フォースの覚醒』を題材にした横型シューティングゲーム。

またブラウザかよ!と心のなかでツッコミ。無論これも同様に現在では遊べなくなっている。何より衝撃的なのがこのゲーム出来が良いんだよ!

X-wing Fighter - 🕹️ Online Game | Gameflare.com


自機はタイトル通りX-ウィングファイターなんだけど(ポー・ダメロン専用機)、よく思い浮かべる横型シューティングゲームと違うのが、自動で射撃して、ここぞというタイミングでチャージショットをぶっ放すというカジュアルな作り。しかもタイ・ファイターは一発目はシールドでガードするという頑丈さでちゃんとゲームとして面白くなっている。加えて横シューといえど弾幕系シューティングになっているから映画のような戦場感が楽しめる。タイ・ファイターと弾幕を掻い潜るSF的なフライトもこのブラウザ上で手軽に楽しめのでとても良く出来てる!

画面端で待機するだけでなく、敵の出現法則を把握して回避として画面上の安全地帯に適宜移動させると言う横シューの基礎を徹底的に叩き込むカジュアルでありながら横シューの沼に誘うような作りになっている。

何故消したディズニーUK!
ただもったいないのがステージBGMが「スター・ウォーズのテーマ」が繰り返されるので行き過ぎたループに頭がおかしくなる。

ゲームはよくできているのでスター・ウォーズ関係なく遊んでほしい!

『スター・ウォーズ:X-ウィングファイター』

ジャンル: 横型シューティングゲーム
対応機種: ブラウザ
開発元: ディズニーインタラクティブ
発売日:2017年

■『スター・ウォーズ 最後のジェダイ ポーグの侵略』 2017年


『スター・ウォーズ 最後のジェダイ ポーグの侵略』(Porg Invasion)は2017年にFacebookのインスタントゲームというサービス上で公開されたゲーム。
一度だけ遊んだだけでそれっきりだったのだが、これも例に漏れずに今は遊べない。
Facebookという環境からか厄介なことに魚拓も残ってないので記憶と有志のアップロードされた映像での紹介となるが、要はこのゲームはモグラ叩き。プレイヤーはBB-8を操作して、ウユニ湖ならぬ惑星クレイトに向かい途中、ミレニアム・ファルコンを操舵しているチューバッカの邪魔しているポーグを叩くという内容(叩くというより電撃で追い払ったり、フックで別場所に移動させてるという感じか)。

ポーグが操縦席を壊してしまう場合もあって、壊れた部分をタップするとチューバッカが急いで修理するというものもある。いやもうポーグを食っちまえよ・・・

スマホの画面で遊んでいるとただ邪魔をしているポーグをタップするのでモグラ叩きという表現は間違っていない。

『スター・ウォーズ 最後のジェダイ ポーグの侵略』

ジャンル: ポイントクリックゲーム
対応機種: Facebook インスタントゲーム
開発元: DCPI 、 HitPoint Studios
発売日:2017年

■『スター・ウォーズ 反乱者たち 帝国から強奪せよ』 2017年

『スター・ウォーズ 反乱者たち 帝国から強奪せよ』(star wars rebels: imperial heist)はアニメシリーズ『反乱者たち』を題材にしたカナダのディズニーXD公式サイトで公開されたブラウザゲーム。現在は遊ぶことができない。
内容は帝国軍基地から強奪したチキンウォーカーAT-STや『エピソード5/帝国の逆襲』のホスの戦いで鮮烈なインパクトを残したAT-ATを強奪して歩くだけという内容。
コイツラ動かすにもバランスが大変悪くてバランスよく動かしてできるだけ長く移動するというどこかで見たことがあるようなゲーム。スター・ウォーズ版『壺男』・・・いや昔ネットで流行った「進撃の出来杉君」に近いテイストのゲームで、歩行距離を競うゲームといったらイメージがつくか?

しかし、4足歩行のAT-ATがバランス悪いって大丈夫かよ!?

『スター・ウォーズ 反乱者たち 帝国から強奪せよ』

ジャンル: バランスアクションゲーム
対応機種: Browser(ディズニーXDカナダ)
開発元: ディズニーインタラクティブ
発売日:2017年

■『スター・ウォーズ 反乱者たち 特別任務』 2017年

『スター・ウォーズ 反乱者たち 特別任務』(Star Wars Rebels: Special Ops)はディズニーUKとディズニーNOWで公開されたブラウザゲーム。
プレイヤーはエズラ・ブリッジャー、ヘラ・シンドゥーラ、サビーヌ・レン、ケイナン・ジャラス、ゼブ、チョッパーのチームゴーストの中から一名を選んでステージミッションをこなす横スクロールアクションゲームとなっている。

出来の方は意外にもスーパーファミコン時代の『スーパー・スター・ウォーズ』をカジュアルにした内容でオールディーなゲーマーなら夢中になれると思う。
このゲームはもうジェダイのエズラとケイナンしか選んじゃだめ。ブラスター組は全員正面にしかショットすることができない不器用揃いで、少しでも敵が斜めに配置されようもんならジャンプして正面こんにちわでブラスターをぶっ放すしか無い。操作もキーボードの矢印キーで移動、攻撃はスペースキーというあるあるな操作性の悪さなのでスキルもなにもない。
一方でジェダイ組はダブルジャンプするとおなじみのジャンプ回転斬りを披露してくれるし、当然、光刃は攻撃判定があるので使い勝手が良い。絶対に制作者は『スーパースターウォーズ』が好きな人だろう。

必殺技もキャラクターごとに用意されていてブラウザゲームとして完成度は高いのだが・・・ただ、エズラの必殺技がブラスター乱射ってオビ=ワンが全力でブチギレそうな感じがしてしまう。

『スター・ウォーズ 反乱者たち 特別任務』

ジャンル: 横スクロールアクションゲーム
対応機種: Browser(ディズニーUK、ディズニーNOW)
開発元: ディズニーインタラクティブ
発売日:2017年

■『スター・ウォーズ ライバルたち』 2017年

『スター・ウォーズ ライバルたち』(Star Wars: Rivals)は2017年にニュージランドとオーストラリアとカナダで展開されたスマフォゲーム。
開発はディズニーとなっているが、おそらくディズニーインタラクティブだったのだろう。ちなみに「Star Wars: Rivals」と検索するとボードゲームが出てくるが全くの別物。
内容はプレイヤー対戦型のアクションゲームだったらしいのだが、2018年にサービスを中止したのちに音沙汰がなくなった。どうやら試験運用してみてあまり評判が良くなかったのかもしれない。コンセプトアートではボバ・フェットVSレイアと誰が興奮するのかこのシチュエーション・・・

『スター・ウォーズ ライバルたち』・・・中止

ジャンル: 対戦ゲーム
対応機種: スマートフォン
開発元: ディズニー
発売日:2017年(ニュージランド、オーストラリア、カナダの試験展開)

■『スター・ウォーズ ドロイドパズル』 2017年

『スター・ウォーズ ドロイドパズル』(Star Wars: Puzzle Droids)はGenera Gamesが開発したパズルゲーム。プレイヤーはR2-D2、BB-8やHURID-327の冒険を手助けするためにパズルをするというよくある内容。パズルも同じものを3つ繋げたら消えるというアメリカ初の『Bejeweled』系のゲーム。背景にはジャクーを全力で移動するBB-8 の様子が見られ、ステージをクリアすると徐々に『エピソード4』や『エピソード7』のストーリーが進んでいく。

ちなみにHURID-327っていうのは『エピソード7』の中盤、マズ・カナタの宮殿にいたお手伝いドロイドで、要はこのお手伝いドロイドのお手伝いをするのがプレイヤーの目的というわけだ。

このゲームはiOS、Androidで展開されたのだけど現在はダウンロードができない。こういったゲームが多すぎる。

『スター・ウォーズ ドロイドパズル』2017年

ジャンル: パズルゲーム
対応機種:iOS Android
開発元: Genera Games
発売元:ディズニーインタラクティブ
発売日:2017年

■『スター・ウォーズ フォース・アリーナ』

『スター・ウォーズ フォース・アリーナ』はiOS、Android向けに展開されたマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナゲーム。要は『リーグ・オブ・レジェンド』系のゲームだと思えば良いのだけど、RTSの要素も加わっている。プレイヤーはアナキン・スカイウォーカーやダースベイダーのようなコマンダーキャラクターを操作しつつ、時間経過とともに溜まっていくストックを使ってユニットを配置し、対戦相手よりも先に陣地に乗り込み制圧するという内容。

ゲーム内容はよくできていたし、見栄えも良かったのだけど、2年ほどたった2019年にサービスを終了した。おそらく大型大会とかも見据えて気合を入れていたのかもしれないが、日本はじめとしたスターウォーズ人気国でのPRがあまりにもお粗末だったとしか言えない状況だった。

PRに力を入れてスマートフォン限定でなかったらもう少し明るい未来があったのかと思うとやりきれない残念な作品。

『反乱者たち』までカバーしていたので実はかなり早い段階からフォトリアルなアソーカがゲーム化していた。『マンダロリアン』でロザリオ・ドーソン演じるアソーカが登場したのが2020年のシーズン2からなので、リアルテイストの彼女のモデルを改めて検索してみてみると予測していたかのような仕上がりで驚いた。

『スター・ウォーズ フォース・アリーナ』

ジャンル: マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナゲーム
対応機種:iOS Android
開発元: ルーカスフィルム、ネットマーブル
発売元:ディズニーインタラクティブ
発売日:2017年

次回以降も書いていくので支援をお願いします。

最後に、金銭支援は私のYouTubeチャンネルと紐づいているキャストクラフトの支援ページから。


また、私も全てのスター・ウォーズゲームを持っているわけではないので、譲っていただける方募集します。

連絡先は以下のメールアドレスか、TwitterのDMまで。

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